毎日ラグビーがない日々

日常に戻りつつある決勝トーナメント

日曜の大勝利の興奮はなかなか冷やめやらぬ中、予選プールが終わったので週末しか試合がない。毎日、ハイレベルなラグビーの試合が見れるということは、いかに幸せであるかということを改めて感じさせる。サッカーのW杯の場合はもう少し間隔が狭いし試合も多いが、消耗の激しいラグビーは間隔を詰めれない。一週間でどれだけ回復できるのか、想像もつかない。

日本に対する評価

台風による大災害の中でも、綿密な準備をして開催にこぎ着けた横浜国際スタジアム。イギリス・Guardian紙に取り上げられた感動的な記事にもあったように、特別な試合となった。アジア初のベスト8というのもあるし、犠牲者や被災者への何らかの思いを伝えたいという選手の気持ちなど、色んな感情が入り交じった試合だった。試合中止という望んでいない結果にはなったわけだが、そんなことより、私たちにラグビーよりも、人と人のつながりや絆といった、大切なことをラグビーを通じて共感することが出来たのは、本当によかったと思う。

南ア戦はどう来るのか

今日の南アのコーチのコメントを見ると、日本相手にはボールキープの方がいいかもしれない、というコメントをしていた。確かにその通り。南アのフィジカルの強さなら、ボールキープしてじわりじわりと前に進み、ほころびが出たり反則をもらったら得点チャンスがくる、ということだろう。しかし、それは彼らの強みを捨てるということに他ならない。吉と出るのか、凶と出るのか、正直まったく予測できない。

やはり日本はボールキープが常套か

日本の基本的な戦術は、やはり敵陣で試合をしてボールキープ、長い間攻め続けて、相手を動かすだけ動かして、最後に切れ味のよいバックスでディフェンスを切り裂く。これを最大限に活かすのを優先するだろう。あとは、キックの使い方次第か。やはり期待してしまうのは、オールブラックスのように、猛烈に攻め続けて、ずらしてずらして隙間を作ること。恐らく、ロースコアゲームにはならないだろう。20~30点の間の勝負になるのではないだろうか。

まともに、日本を研究した南アのとの負けられない一戦。最後まで固唾を飲んで見守りたい。ゴールはここじゃない。まだ終わりじゃない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?