【10分エッセイ#40】「せっかくだから」に取りつかれないで
※10分間で書ききる、下書き・推敲なしのぶっつけ本番エッセイ!※
重慶と成都と8日間かけて旅行している。
旅行しているとついあれもこれも行きたくなる。
ガイドブックや旅行ブログに載っている「これは行くべし!」みたいな所は絶対いかなきゃ、人におすすめって言われたところにはいかなきゃ!と心が忙しい。
しまいには、なんだかちょっとそこに行くことが目的になってしまうようなこともある。
今回、重慶でちょっとそんな気持ちになった。
私が重慶にいたタイミングは中国の連休とかぶり、観光地はどこも人がたくさん。重慶以外に住んでいる中国人が重慶に観光に来ているのだ。
中国語で人が多いことを「人山人海」と言ったりするが、まさに。人が山のよう、海のようにあふれていた。
でも、やっぱり観光地にはいかなきゃ!と無思考に思った。
洪洞崖という夜景がきれいな、千と千尋の舞台ではないかとされる場所(いくつかあるけどそのうちの一つらしい)に出発した。
しかし途中でげんなりした。観光地に近づくともう人が多すぎて全然前に進まない。これは、、、たとえたどりついても、この状態で楽しめるんだろうか。
というわけできっぱり諦めた。
そもそもそんなに行きたいんだっけ?と思うとそうでもない。
行かなきゃ!って気持ちで行ってもな、と思ったし、私これインスタに「行きました!」って写真アップしたいだけかも、とも。笑
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この数日回ってみて、私は観光の時にどういうことをするのが好きかわかったというのもある。
何が好きかは割愛するが、少なくとも夜景にはそんなに興味ないわ、とも思った。
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とにかく回るのが好き!制覇するのが好き!というならば良い。
でも「せっかくだから」という理由で、詰め込みすぎて、回ること自体が目的になっちゃうと、旅を楽しめなくなってしまうかもしれない。
まさにスタンプ集めに走るスタンプラリー状態だ。
ま、自分なりに好きに楽しめたら良いよね!
そんなことを思いましたとさ!
おしまい!
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