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「本当にやりたいこと」をクリエイティブに見つける方法。【FUTURE INTELLIGENCE】


「本当にやりたいこと」「好きなこと」の見つけ方には、2つの立場があります。

「価値観や目的を明確にしてから行動に出よう」
「本質を見極めてから高い生産性を発揮しよう」

1つ目が「先に考える立場」で、

2つ目が「とりあえずやってみろ!」と「先に行動を促す立場」です。

今回の記事では、後者の立場をとります。
(前者に近い内容は以前書いたため)


「やってみる」とは言っても、何も考えずに行動して成功できるほど世の中甘くはありません。失敗する確率は上がってしまうし、インスピレーションだって得られないからです。

そこで、本書で解説されている「クリエイティブ思考が身につく習慣」を取り入れることで、その効率を上げることができます。

何も考えていない人と○○○がある人とでは、結果が全然違います。

その○○○とは、何だと思いますか?


「まずはやってみる」とは言っても、どうすればいいの?


あなたが何かクリエイティブな活動に手を出す時、
今までに経験したことのない挑戦をする時、

そんな時、「答え」が存在しないことが大半でしょう。

ネットを覗くと、周りに聞くと、「まずはやってみることが大事」とよくいわれませんか?


そうは言っても、どうすればいいのか?


その答えは、

「遊び心を持って取り組む」

です。


○○○とは、遊び心でした。


まず、遊び半分で物事に取り組む姿勢を否定することは愚かです。
20世紀に傑出した心理学者たち(ピアジェ、フロイト、エリクソン)も認めていたことですからね。

例えば子供の場合、発達する過程で、遊ぶことは重要な役割を果たしていることがわかっています。

著者のカウフマンも「遊びに本質的な機能が一つあるとすれば、それはクリエイティブ思考と柔軟な脳の発達を促すことだ」と言っておられます。

ある研究者たちの観察によって、子どもたちは「遊びを通して自分自身のことや、まわりの環境と自分との関係を理解しようとしている」ことがわかったそうです。

次の文章は、小児臨床心理学者のサンドラ・ラスによる言葉です。

「子どもたちは、自分が経験から知っていることだけでなく、こうあってほしいという願望も組み入れて物語を作る。こうして彼らは遊びの中で怖れを克服しようとする。遊びを通じて、リハーサルをしているのだ」

例えば、バナナを電話に見立てたりするのは、
自分たちは大人のように携帯電話を持つことが許されず、なんとかして真似したいから、アイデアをひねり出し、想像の中で遊び、実験している。
ということができます。


まぁ、ひとことでまとめると、「こうやったらうまくいくんじゃね~?」と楽観的になんでも試すという遊び心が大事なわけです。


特に、誰でも稼げるはずの副業で挫折する人は、遊び心が足りないのだと思います。真面目過ぎるがゆえ、自分の頭だけで考える行動が不安なのです。


①「まずはやってみる」とは言っても、どうすればいいの?
「これは本番じゃない」と思って挑めばいい。(実際その通りなことが大半だ)
リハーサルだと思って、遊び半分で取り組んでみよう。


常識を覆す方法。


「常識を覆す方法」なんて刺激的な見出しですが、方法論は単純です。

先ほどから言っている「遊び心」を発揮することで、今までにはない常識を作り出すことができます。

そもそも、誰かの言う通りに従ったところで、その人以上の成果は出さないと約束したようなものです。

最初はおふざけの範囲でも、自分の中でこだわりを持ち、それを成長させて初めて付加価値となりえます。


著者のカウフマンは、「遊び心」は大人にも当てはまることを解説されています。

②既存の常識から脱却する方法。
ある実験で、大学生を2つのグループに分けた。
「その日の授業が休講になったと想像する」グループと、
「自分が7歳の子どもになったつもりで、学校がお休みになったと想像する」グループ。
その後の拡散的思考テストで、後者の方がクリエイティブな答えを出した。

こうやって想像の中で遊び心を発揮するだけでも、今よりクリエイティブになることが可能です。


また、「平日は仕事で苦労を重ね、休日になってやっとお楽しみの時間だ」という既存の常識からは脱却しましょう。

 クリエイティブな仕事には、真剣な時間と遊びの時間がある。往々にして最善の結果が出るのは、両者をうまく組み合わせた時なのだ。

 一方、遊びと仕事をきっちり分けるのは、現実的でないばかりか、害さえ及ぼす。
(出典:FUTURE INTELLIGENCE)

自分の工夫次第で、本業、あるいは副業を趣味にすることだってできますから。
(僕はむしろ余暇の方が忙しく感じる)


劇作家のジョージ・バーナード・ショウはかつてこう言ったそうです。

人は老いたから遊びをやめるのではない。遊びをやめるから老いるのだ
(出典:FUTURE INTELLIGENCE)



今回のお話は、「"やってみる"時には、"遊び心"を忘れないで!」ということが中心でした。

ここからは、もう1つ同じくらい重要なことをお伝えします。

実際にやってみた後、「これが本当にやりたかったことだ」というモチベーションはどんなものか?です。

これがわかっていないと、間違ったやりがいや努力をしてしまい、自分で搾取の道へと向かうはめになり、1人ブラック企業になってしまいます。

クリエイティブな人生における「情熱」とは一体どんなものだと思いますか?


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