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親なきあと問題解消への近道

親なきあとの心配や不安を少しでも解消したいなら「親なきあとの今を生きている当事者」「親なきあとの自分の人生に覚悟を持って向き合った当事者」の声や姿に触れるのが近道。

親なきあと問題がビジネスのネタになり商標登録までする人も現れている昨今、支援者の話はどうしてもポジショントークが混ざる。
これがこの問題の渦中にいる人々をかえって悩ませたり不安に陥れているような気がする。

コロナ禍が落ち着きリアル開催7回めの親なきあとセミナーを開催して感じたことがこれだった。



そしてもうこのタイトルでのセミナーはやらなくてもいいのではないかと思えている。

目指しているのは訪問看護を通じてくらしケアという考え方を世に広めること。そして偏見のない街で誰もが笑顔で暮らせる平らな地域社会をつくること。

この問題の主役はたぶん当事者。セミナーは手段だが、セミナー以外の手段を模索することも必要に感じたし、使命感を持って日常業務に取り組むだけでも日々の活動自体がこの問題解決への役割を果たしていくはずだと思えた。

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※脱線しますが、居住支援で施設ではなくアパートを選んでいるのはどこにでもある部屋に住むことで住宅領域での偏見を無くしたいからです。

「施設」ではなく「人」を地域に溶け込ませることが本来の共生と考えており、グラデーションのある街のほうが人に優しい街になると信じているからです。

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当事者の人たちやご家族の暮らしを応援し、暮らしの渦中を前向きに生きようとする人々を紹介していく。
それだけで十分に僕たちの役割を果たしていける気がする。

僕は経営者ではなく、当事者としてその舞台や手段を用意することに力を入れていきたい。
それだけできっと救われる人はいるはず。

たくさんの笑顔に出会えて良かった。
同時にとても大きな気づきのある1日だった。


マルシェはとてもよかった。マルシェの実現に奔走してくれたメンバーにも最大限の感謝をしたい。

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