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平和を創り出すもの

『君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See?』(森博嗣)

今週は、引き続き小林秀雄全集、柳宗悦全集などを読みながら、森博嗣先生のWWシリーズの新刊『君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See?』を読みました。森博嗣先生は一言で言えば多作! ほぼ引退した今でも本が出続けています。多かった年は年に20冊以上出ていたのでは? 本人は別に書きたくないと言いながらも、いつからか作家が職業になり書き続けてきた。もともと大学の先生で、途中までは、大学の先生をしながら、作品を書くということをやっていた。そして、手にしたお金は自分の趣味のために。いつか先生のお庭?に行ってみたいものです。そして、あれに乗りたい!笑。

というちょっと異質の作家なのですが(詳しくはまた別の機会に)、彼の作品にハマってしまって、小説シリーズはほとんど読んでいます。そして、彼の最大の発明というか、書いてしまった、いや、書かされてしまった、マガタ・シキという天才。このマガタ博士が現れたことによって、森先生は書かされてしまったと言っても過言ではないと勝手に想像しています。彼女の哲学が彼の本の根底にある。別にたくさん登場してくるわけでもないし、謎が多い人物であるが、でも、彼女の哲学はいつもどこか森先生の世界には流れているのです。

ネタバレになってしまうので、知りたくない人はここからは読まない方が良いですが、今回の作品では、マガタ・シキが登場します。どのシリーズ(マガタ博士が主人公のシリーズは別として)でもそうですが、こんなにも彼女が登場して、主人公たちと会話するというのも珍しいなと思いました。WWシリーズも終盤に来ているのでしょうか?

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