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移動であなたも幸せに

「タクトさんっていつでも幸せそうですよね!」というコメントをもらい、どうして自分はそうなんだろうと改めて考えてみたところ、移動し続けていることが理由の一つだと感じたので、考えをメモしておきたいと思う。

 移動すると、なぜ人は幸せになるのか。それは出会いがあるから。同じ仲間や同僚とだけ付き合い続けていると、楽しくともそこから得られる気付き学びはどうしても減ってしまう。新しい出会いがあるからこそ自分たちは発見を得られるもの。

 例えば、ミカンを育てている人が、八朔や金柑を育てている人と話し合っても、得られることは少ないかもしれない。けれども、ブルーベリーやリンゴのように全く異なる作物を育てる人たちとの出会いからは、より多く学べるに違いない。

 移動すると、なぜ人は幸せになるのか。それは日常から離れられるから。壮大な景色や新しい文化を直接体験することで、日常のストレスから一時的に解放されリフレッシュできるもの。

 例えばミカンを育てていると頭の中はミカンでいっぱい。けれども新しい世界に足を踏み入れるとミカンへの意識は一時的に消え去り、日々向き合っていた課題に起因する負のオーラも吹き飛ばすことができる。

 移動すると、なぜ人は幸せになるのか。それは自分を見つめ直すから。非日常の世界に身を置くと、自分自身の本来あるべき姿や、自分の未来について改める機会を得ることができるもの。

 例えばミカンで生計を立てていたとしても、その場所を離れることで自分自身を俯瞰して客観視できる。異常気象への対策としてミカンをマンゴーに転換すべきか、農業でキャリアを築き続けるべきか、といった様々な問いも生まれてくる。

 移動は自分たちに幸せを届けてくれる。新しい学び。思考の解放。そして自身の探求。物事が停滞し、日々が単調に感じられる時は、ネガティブな思考に陥りがち。そんな時には、遠く離れた場所に足を運んでみよう。


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