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実験を通じて体感できる

『パフォーマンス医学』 先読みレビュー1 鞆 浩康


高知医科大学時代に同級生として極真空手で拳を交えた二重作先生。

 その時からいかに強くなるかを効率的に考えながら細かい動きを意識されていましたが・・・

この本を読んで、「ここまで来たのか」と思い、同級生であることに誇りを感じました。

私はオルソグループという組織で、本当の健康とは何かを追求し、休息、栄養、運動、手技療法、地域医療を5つの柱として事業展開していますが、この本を読み、非常に勉強になりました。

 誰にでも分かるように非常に分かりやすい言葉で伝えているだけでなく、実験を通じてそれを体感できる本書は、一つ一つの説明に納得感が体感できるという新感覚でした。

「運動のイメージは身体を軽々と越えられます。ここにパフォーマンス向上の可能性があるように思います。」

 という一文がありますが、読みながら自分の身体を使って体感する事で、思わず「ホンマや!!」と言葉を出してしまいました。

 私自身スポーツを専門とする医師ですが、恥ずかしながら、本書のような身体の使い方はあまり上手く出来ておらず、本書を読んだ翌日に大勢の前で話をする機会がありました。

私は元々、大勢の前で話をするのが苦手で物凄く緊張します。

早速「会場全体を視界におさめてから、聴講者を視る」という運動をしてみましたが、見事に緊張が改善し、いつもよりも格段に良いパフォーマンスを発揮出来ました!

 本書には、脳の使い方、視覚や呼吸だけではなく、重力なども含めて、パフォーマンスを上げる身体の使い方が惜しみなく記載されています。

 またオルソグループでも非常に大切と考えている睡眠に関しても、しっかりと要点を分かりやすく抑えられていることに本書のレベルの高さを感じました。

 本書は、俳優さん、音楽家など体を使うパフォーマンスをしている方や様々なスポーツをされている方には非常に学びになり、書かれていることを実行する事で間違いなくパフォーマンスは向上しますのでお勧めです。

特に、上を目指している人は必見です。

 早速、オルソグループが運営するキックボクシングジムでは全員に読んでもらうことにしました。二重作先生、素晴らしい本を世の中に提供して頂き有難うございます。押忍!!

オルソグループ代表 鞆 浩康 @tomo_hiroyasu


身体をつかう、すべての人へ。




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