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スタートアップ企業向けの人材紹介をしながら、親身に日々、関わっていただける皆様の相談に…

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スタートアップ企業向けの人材紹介をしながら、親身に日々、関わっていただける皆様の相談に乗っております。noteでは読みたいことを書いていこうと思います。(試行錯誤中です。)2022年春、大好きだった京都に移住しました。

マガジン

  • 音楽の記録

    2006年から続く自身のライブ参戦記録と好きなバンド/アーティストについて

  • 令和5年の記録

    令和5年の京都で過ごした1年

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    令和4年にあった試行錯誤の日々

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固定された記事

1000人の転職相談に乗ってみての変化

今週「スタートアップ企業向けの人材紹介」という仕事を始めてみて、面談してきた方が1000人を超えました。ちょっと自分の中で節目ということも有り、少しここ数年の変化を…

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10か月前
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GW最終日を前に

迎えたGW後半戦。平日中は仕事をしていたものの、通常業務よりもゆったりと時間が流れ、普段は会えない方や新しい出会いもありながら、充実した1週間となった。 先週に続…

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23時間前
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今週出会ったモノ・ヒト・コトの記録

都市で暮らすことの魅力として、多くのモノやヒト・コトとの出会いがある。とはいえ、一つ一つの出会いは、意識しなければ右から左に流れていき、いつしか何も感じなくなり…

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7日前
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親ガチャなんて言うけれど。

ジェームス・モリソン(JAMES MOLLISON)という写真家がいる。KYOTOGRAPHIEの展示の一つで、世界中の子どもたちの「子ども部屋」から国際社会を垣間見ることが出来る。 「…

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2週間前
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風景そのものを「獲得」する

昨日から京都では「京都国際写真祭」がスタートした。 京都に移住してから過去2年参加し、写真そのものというよりは、誰もがスマホを持ち歩き、写真家であるこの時代にな…

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3週間前
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京都で3度目の桜を見た

京都に移住して3度目の桜。「なぜ日本人が桜に惹かれるのか」AIに聞いてみたら、なかなかにうまくまとまっていると思う。AIすごい。 今年は例年より桜の季節がずれてくれ…

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4週間前
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オッペンハイマーを見る前にインプットしておきたかった事

いよいよ日本で公開された「オッペンハイマー」。とにかく最短で見に行きたく、映画館に足を運んだ。京都に引っ越してきてから、歴史を感じさせられる場面が多く、知らない…

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1か月前
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現役キャリアコンサルタントが選ぶ、明日の糧になるキャリア論5選

毎年、春にかけてキャリア相談の数は増える傾向にあります。色々、きっかけは個々人あると思うのですが、春は卒業や異動など新しい環境に身を置く方も多く、周囲の変化に「…

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1か月前
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京都に2年住んで見つけた”粋な商い”

2年前の春に京都に移住してから、早いもので2年が経ちました。移住の際の気持ちを綴ったnoteを記念に以前まとめてもらいました。(ありがとうございます!) noteを巡って…

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1か月前
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芳醇な人生レシピ

人生は思い出作りでしかない、そんな他愛も無い話から始まった1週間の東京滞在。なんでそんなことをふと思ったのかなと思ったが、多分、元々の気質に加えて、この本あたり…

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1か月前
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京都でのキャリアブレイク

「人の転機に携わってみたい」 人生の岐路に10年以上、形は違えど立ち続け、それぞれ一人一人、家族ごとの多様な人生があり、その交差点から見える景色は様々だった。 今…

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2か月前
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諸法は縁によって起こる

今年35歳になる自分は、自己投資もかねて楽しみにしていたICLの相談に行ったわけだが、まさかのレンズを入れる隙間がないということで、手術を拒否されてしまったのであっ…

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2か月前
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悔しさつのる完走

一年振りのフルマラソンが終わった。昨年、想像以上に過酷だが、沿道の歓声に励まされ、無事完走。 今年は自己ベスト更新を狙ったものの、昨年の自分には及ばなかった。 …

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2か月前
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22年前の映画

誰におすすめされたのか、もはや覚えていないが、多分自分に合うのではと思ってもらえたのだろう。見たい映画リストに入っていたゴーストワールドが、22年振りに全国ロード…

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2か月前
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哀れなのは誰だったのか

話題の「哀れなるものたち」を見た。 (※)これから少しネタバレを含みます。 エマ・ストーンの演技や趣向を凝らした壮大なセットや映像美の数々はもちろんのこと、今の…

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3か月前
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あるはずだった、もう一つの未来

「不退転の覚悟」という言葉がある。元々「不退転」とは仏教で使われる言葉だそうだ。「不退転に住す」という言葉もあり、これは生きているときに、仏の力によって絶対の幸…

takuzin
3か月前
4
固定された記事

1000人の転職相談に乗ってみての変化

今週「スタートアップ企業向けの人材紹介」という仕事を始めてみて、面談してきた方が1000人を超えました。ちょっと自分の中で節目ということも有り、少しここ数年の変化を振り返ってみようと思います。 この仕事を始めるとき、未経験の自分を雇うことを決めてくれた当時の社長は「一度はエージェント業に身を置きながら離れてしまう方が多いことにもさみしさを持っています。」と話していました。 それから、早5年。確かに、一緒のタイミングでこの仕事を始めた人の多くは別の仕事に就いたり、別のアプロ

GW最終日を前に

迎えたGW後半戦。平日中は仕事をしていたものの、通常業務よりもゆったりと時間が流れ、普段は会えない方や新しい出会いもありながら、充実した1週間となった。 先週に続き、意識しなければ右から左に流れてしまう出会いに敏感になりながら、記録していきたい。 4月のGWでボランティアが終わり、5月に入ってからは存分に写真祭を楽しませてもらっている。自身もわずかではあるがスタッフで参加したからこそ、当事者意識も生まれ、より貪欲に作品から学ぼうという変化が現れた。 二条城で見た「種」の

今週出会ったモノ・ヒト・コトの記録

都市で暮らすことの魅力として、多くのモノやヒト・コトとの出会いがある。とはいえ、一つ一つの出会いは、意識しなければ右から左に流れていき、いつしか何も感じなくなり、それが当たり前になってしまう。 すべての情報がスマホを介して手のひらの中にある時代になり、それよりも、自分にもたらされた一つ一つの出会いから何を気づくか、学ぶか。もはや作り出す文章やユーモアセンス、レスポンス含めてAIに勝てないのは自明なわけで、それよりも一人ひとりが何の問いを立てるか?世界の何を感じ取って、今の時

親ガチャなんて言うけれど。

ジェームス・モリソン(JAMES MOLLISON)という写真家がいる。KYOTOGRAPHIEの展示の一つで、世界中の子どもたちの「子ども部屋」から国際社会を垣間見ることが出来る。 「親ガチャ」なんて言葉がちょっと前に流行ったが、世界に目を向けると、そんなことなんぞ言ってられない壮絶な社会が垣間見える。また、FACTFULNESSでも明らかになったが、貧富や格差の問題は益々複雑になってきている。 大人は何をするにも自己責任、ということでいいのかもしれない。自分の出来る範

風景そのものを「獲得」する

昨日から京都では「京都国際写真祭」がスタートした。 京都に移住してから過去2年参加し、写真そのものというよりは、誰もがスマホを持ち歩き、写真家であるこの時代になお、写真を通じて表現することに挑戦し続けている「人」に興味があり、今年はボランティアにも少し参加することにした。 同じ写真祭でも毎年テーマが異なり、自分自身が常日頃考えていることも2年間で変化があったと思う。今年のテーマはSOURCE。東京という街のアンチテーゼ的なものが多く点在している京都という場所がそうさせたの

京都で3度目の桜を見た

京都に移住して3度目の桜。「なぜ日本人が桜に惹かれるのか」AIに聞いてみたら、なかなかにうまくまとまっていると思う。AIすごい。 今年は例年より桜の季節がずれてくれたおかげで、東京出張と重なり、皇居の桜まで楽しむことができた。 歳を重ねる毎に、桜を見る気持ちも感慨深くなる。20代の頃は、桜を使ったコミュニケーションや、花より団子の気持ちが強かったが、30も半ばに差し掛かり、少しは大人になってきたのだろうか。以前と、感じ方が全く違う。 2年前は、とにかく初めて見る景色にワ

オッペンハイマーを見る前にインプットしておきたかった事

いよいよ日本で公開された「オッペンハイマー」。とにかく最短で見に行きたく、映画館に足を運んだ。京都に引っ越してきてから、歴史を感じさせられる場面が多く、知らないことに出くわすたびに「歴史をもっと知らないといけない」という焦燥感に駆られる中で、ずっと気になっていた本作。 安直に感想を述べることが憚られる作品であり、色々思うところがあったが、映画を見た後、消化不良もあり気になって見たものを淡々と記録のために載せておきたい。 そもそも史実があるので、それぞれ見てもいわゆる「ネタ

現役キャリアコンサルタントが選ぶ、明日の糧になるキャリア論5選

毎年、春にかけてキャリア相談の数は増える傾向にあります。色々、きっかけは個々人あると思うのですが、春は卒業や異動など新しい環境に身を置く方も多く、周囲の変化に「自分もそろそろ・・・」と、自然流れで自身の進退を考えやすいのかもしれません。 ちょうど日経新聞とnoteの企画が「#転職体験記」でしたが、1か月の期間内で約3000件の応募ということで「みんな自分の転職について語りたいし、誰しも身近だからこそ盛り上がりやすい」のだろうなと思いました。転職に限らず「キャリア論」というの

京都に2年住んで見つけた”粋な商い”

2年前の春に京都に移住してから、早いもので2年が経ちました。移住の際の気持ちを綴ったnoteを記念に以前まとめてもらいました。(ありがとうございます!) noteを巡っていると、同じようにここ数年で京都に移住された方の発信が多く目につき、自分と同じような気持ちで、それぞれの京都の生活を楽しんでいる人がいるのか、と思うと、非常に嬉しい気持ちになります。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー ▼noteで見つけた京都移住した方々(みんなそれぞれこだわりを持って暮らしている様子が

芳醇な人生レシピ

人生は思い出作りでしかない、そんな他愛も無い話から始まった1週間の東京滞在。なんでそんなことをふと思ったのかなと思ったが、多分、元々の気質に加えて、この本あたりの影響だろう。 DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール https://amzn.asia/d/12Cdlep 朝令暮改、組織の方針の変更や変化には最早慣れすぎていてそれ自体は何とも思わなくなり、一時期は変化した環境に必死についていかなければならない、何とかしなければいけない、という謎の

京都でのキャリアブレイク

「人の転機に携わってみたい」 人生の岐路に10年以上、形は違えど立ち続け、それぞれ一人一人、家族ごとの多様な人生があり、その交差点から見える景色は様々だった。 今は、個人が発信する時代でもあるので、その人生模様がインターネット上には、これでもかと溢れている。それぞれになぜか自分の人生を重ねてしまい、余計な不安や心配、嫉妬や欲望が生まれるのも無理はない。 ただ、時にはそれが垣間見えることで、自分自身が勇気づけられることもあるのかもしれない。 「キャリアブレイク」という言葉

諸法は縁によって起こる

今年35歳になる自分は、自己投資もかねて楽しみにしていたICLの相談に行ったわけだが、まさかのレンズを入れる隙間がないということで、手術を拒否されてしまったのであった。以前、レーシック手術もNGだった自分にとって、まさに渡りに船、ICLには期待していたのだが、無理だったとは・・・ そんな傷心の中、訪れた東寺で見つけたのが「諸法は縁によって起こる」という言葉だった。何事も思いを尽くして思い通りにできたものでもなく、何も思わず勝手に出来てしまったものでもない。すべてはご縁による

悔しさつのる完走

一年振りのフルマラソンが終わった。昨年、想像以上に過酷だが、沿道の歓声に励まされ、無事完走。 今年は自己ベスト更新を狙ったものの、昨年の自分には及ばなかった。 6時間の制限時間にギリギリ。走り込みが足りなかったのか、自身のコンディションを作り込めなかったのか、色々あるが、完走の喜びよりも悔しさがつのる。 昨年、前半飛ばし過ぎ後半失速したため、今回は後半にスピードを上げるネガティブスピリットでトライした。 しかし、蓋を開けてみると、後半になって、全くスピードが出ない。こ

22年前の映画

誰におすすめされたのか、もはや覚えていないが、多分自分に合うのではと思ってもらえたのだろう。見たい映画リストに入っていたゴーストワールドが、22年振りに全国ロードショーということで見てきた。 蘇る高校時代の記憶。映画のスタートで、マンションを一部屋ずつ映すシーンがあったが、当然、一人ひとりの人生があり、他人からみれば、それぞれ取るに足らないストーリーである。なので、ここでは余計なことは書かないが、動画はオープニングムービー。インド映画からきているらしい。劇中の話とつながる。

哀れなのは誰だったのか

話題の「哀れなるものたち」を見た。 (※)これから少しネタバレを含みます。 エマ・ストーンの演技や趣向を凝らした壮大なセットや映像美の数々はもちろんのこと、今の世の中を風刺していて、変に余韻が残っている。 ヒロインの設定はフランケンシュタインを思わせるもので、フランケンシュタインの作者も女性、しかも波乱万丈な人生を送っていたことから、強く影響を受けているとみて間違いないだろう。 出てくる人物たちは全員見事に「哀れ」だった。 この「哀れ」という言葉自体、非常に多くの意味を

あるはずだった、もう一つの未来

「不退転の覚悟」という言葉がある。元々「不退転」とは仏教で使われる言葉だそうだ。「不退転に住す」という言葉もあり、これは生きているときに、仏の力によって絶対の幸福(絶対に変わらない幸福)になったことを言うらしい。とすると「絶対に幸せになることを決めて、腹をくくる」そんな意味合いも見えてくる。 数年前、不退転の覚悟があったわけではなかったが、悩み抜いて(悩み抜いた気になっていただけだった、と後で気付くわけだが)入社した会社を辞め、新しい会社に移った。あっけなく入社した会社はそ