見出し画像

Xデザイン学校(UX)ビギナーコース #04

質的調査ユーザーインタビュー

今回は前回考えたビジネスモデルの対象になりそうな人物に対してのインタビューを行う。結果的に走行履歴を元にした保険商品の提案のアイデアを採用し、実際にプライベートで車に乗っている起案者本人にインタビューをさせていただくことになった。

インタビューについて

インタビューは、インタビュアーとインタビュイーをそれぞれ1名ずつ、他のメンバーはインタビューの録音とメモを取る作業に回った。私はメモ係を受け持ったのだが実際に作業を行ってみると大変で、どの部分をメモしておく必要があるかが明確でないため全てを書き取ろうとしてアタフタ必死になってしまった。もしインタビューをしながらメモ作業を行うなど2つの作業を同時進行で行おうとすると失敗しそうなので、自分がインタビューを行う際はメモは必要最低限とし書き起こしの際は録音を聞きながらにした方が良さそうだと感じた。

師匠と弟子モデル

インタビューは弟子が師匠に質問するように聞く。師匠になるにはどうするのかを聞くように「なぜなぜ?」を繰り返す。また質問をしていく中で、その時はインタビュアーの声を聴くのだが分析フェーズにあたっては「ユーザーの声は聞かずに行動を見る」が鉄則だそう。ユーザー自身は自分自身のニーズを的確に言葉にすることはできないからだ。そしてよく言われることだが、インタビューによってインタビュイーの言葉を誘導しないことも大切だ。

インタビューからの気付き

ビジネスモデルに基づいて、普段車に乗る際にどこへ行くかや何故車に乗り始めたのか等、周辺から固めるようにヒアリングをしていく。意外性としては、ご自身の車には走行情報を元にした運転アシストのような機能が付いているが、運転の邪魔になるので機能を切っているということ。また保険はおすすめサイトみたいなものよりは、実際に加入した人のブログなどを自分で情報を集めて2ヶ月ほどかけて検討したという。恐らくインタビュイー自身がビジネスモデルを起案した際には意識していなかったようなことが客観的なヒアリングによって浮き彫りになっていたように感じる。その他難しかった点としては、潜在的なニーズを引き出すにはビジネスモデルに対して直接的ではないこともヒアリングする必要があると考えるが、限られた時間の中でどこまで話を広げるかはまだ明確なラインが見えていない。

まとめ

インタビューの終わりに先生からあった忠告としては、途中でインタビュアー以外の人間が質問を行い談笑のようになってしまう場面もあったが、それをやってしまうとインタビュアーの質問の設計、段取りが崩れてしまうので1人の人間が質問を行った方が良いとのこと。インタビューを行う前にぼんやりとでも話を掘り下げていく全体設計はイメージしておく必要があることを認識した。

次回は今回インタビューしたことを分析していく作業に入る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?