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Xデザイン学校(UX)ビギナーコース #06

ペルソナ/シナリオ法①

今回の講義では座学としてペルソナ/シナリオ法を学んだ後、前回行ったリードユーザーインタビューと上位下位関係分析を再度行い、その後ペルソナの作成に入っていく。

概論

今回の講義で気になった箇所は下記。

ゴム製のユーザー
ペルソナを特定しているつもりが、捉え方や人によってゴムのようにペルソナが伸び縮している状態。自社の開発でも身に覚えがあり反省しなければならない点だと痛感。

ユーザー像とはプロフィールではなく、固有の利用状況
これもとても身につまされる話。何らかのドキュメントを読みながらペルソナを作成して、ペルソナ像のプロフィール作成にばかり力を入れてしまったことは確かにあるが、その情報に確実性はないので確かに価値は薄い。一方女性ファッション誌は2歳刻みくらいでペルソナを切って作っているので雑誌を見るととてもペルソナ像が分かりやすく反映されているとのこと。

日本:高コンテキスト社会
日本特有の「行間を読む」や「空気を読む」といったことを指す。一方アメリカは「移民文化」であり「はっきり示さないと伝わらない」という文化があり、頭の中を常に具体的に外に出す習慣(外化)があるという。日本の鎖国文化特有のものかとも思うが、これも納得度が高い。

ペルソナ1名につき5〜6名選ぶ
ケースバイケースなようだが、一気にグループインタビューしてしまって、後からコアメンバーに90分程度掘り下げたインタビューを実施しても良いとのこと。インタビューは体力・精神力を使うので効率化は大切だ。

ワークショップ

今回は前回2回に分けて行ったリードユーザーインタビューと上位下位関係分析を一気に通しで再度行う。その際に前回インタビュー前から気になっていたto-beのビジネスモデルの再考を行った。

ビジネスモデル再考

課題
提案していたビジネスモデルの課題としては、JVCケンウッド様のパブリック事業からの改善依頼であったにもかかわらず、オートモーティブのアセットを意識するあまり提案がオートモーティブ寄りになってしまっていたことだった。今回はそこを見直し、前回の上位下位分析の中から浮かび上がっていた「人に邪魔されないプライベートな空間が欲しい」というニーズにフォーカスしてビジネスモデルの改善を行った。」

改善方針
プライベートな空間で議論を膨らましていったところ、「待ち合わせや会社往訪の際のちょっとした時間をつぶせる空間」というところにニーズがあるのではないかという結論に至った。自身の体験からも企業へ伺う際、道に迷うことなどを想定して5分〜10分程度余裕を持って外出するが予定よりもスムーズに到着してしまった場合の待ち時間に困るということがよくあった。そんな時に個人用や2人くらいまでが入れるスペースで少しPC作業ができたり女性であれば化粧直しなどができれば良いのではないだろうか。
まだパブリック事業のアセットをどうもってくるかなど、プラントしては生煮えだが一旦このビジネスモデルでリードユーザーインタビューを行った。

リードユーザーインタビュー・上位下位分析

ユーザーの行為目標としては「道に自信がない時は早く出発して安心したい」「20分程度の余った時間はお金をかけて休みたくない(カフェ等)」「どこでもいいから座りたい」「周りを気にせずスマホ等で好きなコンテンツを見たい、Wi-Fiが欲しい、充電したい」のようなものが浮かび上がってきた。ここで浮かび上がったニーズに対して、従来のアセットを利用した適切なサービスを提供できれば前回よりは精度が上がるのではないかと考えている。そのためにも再度ビジネスモデルキャンパスを書き直すことはマストになってくる。

まとめ

一旦作業はこの段階で時間切れとなり、来週は上位下位分析の続きとペルソナの作成に入っていく。
かなり余談だが講義後の打ち上げ的な席が楽しみである。特にお酒が好きという訳ではなく、講義内で浮かび上がった疑問や先生の背景をざっくばらんに質問することができるからだ。今回の授業後の打ち上げの参加者は自分だけだったので、みっちり「師匠と弟子モデル」を実践してきた。かなりプライベートな内容なのでこちらに記載はできないが、今自分が置かれている状況や考えなどからぼんやりと来年のアクションが見えてきた良い機会だった。

※打ち上げの画像は先生のFBからお借りしましたm(_ _)m

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