そろそろがんばることを始めてもいいかなって
本屋に行くと「がんばらない」を謳う本が目につくようになったのは、体調を崩したからだけに留まらない気がする。
いくらがんばってもどの程度の未来までたどり着けるか透けて見えてしまうようになったからか。
それともがんばっても報われない世の中だからか。
それとも、求められることがあまりに多いからか。
とにかく、いずれにしてもがんばることに疲れている時代。
とある美容家さんのエッセイにも、
「がんばらなくていい」というツイートをするとすごくリアクションが良い、という話があった。
でも彼女は、それでもがんばることも時には大事だから、手放しにがんばらなくても良いと全肯定したくはない、と書いていた。
一時期はがんばることにむなしさを感じていたわたしも、
この頃ちょっとがんばってもいいかなと思い始めてきた。
それは会社の犬になるような、他人に時間やエネルギーを捧げるような極端なことではなくて、
自分を誇れるような生き方をしたいなというニュアンスで。
自分のためにがんばりたい。
がんばることはめんどくさい。
正直めんどくさいし、地味なことが多いし、疲れる。
けど、時が経った時に花開くものや味わえる喜びもあることを、30何年生きていれば知っている。
別の女性経営者が、座右の銘として挙げていた言葉が好きで最近よく反芻している。
「若い頃にかかなかった汗は、
歳を取ったときに涙になる」
この歳でも既に、
20代に行動に移さなかった何やらを後悔することは多少あるから、
この言葉は胸にささった。
どの占いを見ても、
わたしの星座はずっと停滞していた時期からようやく今抜けるときです!と書いてあって、
それに影響されているところもあるかもしれない。
それが思い込みだとしても、
今年は動きのある一年にしたいから。
自分の身や心を削るのではなく、
自分を愛する新しいがんばり方を
習得していくフェーズだ。
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