【手抜きでできる食育と栄養】をテーマにオンライン会してみた


さて、今回、ポコ発達障害デザイナーさん(@poco_adhd)から、【手抜きでできる食育と栄養】について自身のコミュニティを中心にオンライン会をするのでご一緒にいかがですか?とのご連絡を受けました!

もう、是非!!!!!!!!!!!!!!!!

 ポコさんは、発達障害でお子さん持ちの主婦の方々を中心に集めたコミュニティ【子育てで困っている発達さん】を立ち上げていらっしゃいます。

 常々感じていたのですが、この発達障害を持った方々は食事に対する抵抗感や困り事が多いように思っておました。

 勿論、人によりけりな部分も多いですし、発達障害関係なく、苦手な人は苦手だよ!!ってこともあるかと思います。

 ですが、私自身ADHDという診断を受けているということもあり、この【発達障害と日々の食事】の在り方についてはとても興味があったんです。

 なので、それに関するツイートも結構してたのですが、まさか、直に主婦の方々のお話しが聞けるなんて…!!!と、感激いたしました。


 早速、色々お話しを聞けたので、こちらにまとめていきたいと思います!


【日々の食事ってどんな感じ?】

 皆さんの自己紹介がてら、今日の食事を発表してくださいました。以下、こんな感じ。

・スーパーの焼きうどん+納豆キムチ+作りおきのご飯(ひじき煮、広野豆腐煮等々)
・(お肉屋さんで買ってきた)コロッケ、アジフライ、カキフライ+キャベツ、トマト+味噌汁
・オムライス+野菜たっぷりコンソメスープ+マカロニサラダ
・豚カツ(大人)、カレー(子供)
・千切りキャベツ(買ってきた)、ミニトマト、ベビーリーフ+冷凍パスタ


正直な感想です。


私の食事なんかよりもよっぽどしっかりしてらっしゃる。。。。


 やはり、お子さんと旦那さんがいらっしゃるということで、独り身で自分のことだけ考えればよい私と違い、色々気を配っておられるのだなあ…。。。と思いました。


 本当に、頭が下がります。


 けれど、だからこそ疲れてしまいやすい。とも感じました。


 と、言うのも、お話しを聞いた中で何人か、鬱を何回か繰り返してしまう、という方もいらっしゃったからです。


 そんなときはろくに食事を作ることができない。そんな自分を責めてしまったりして、更に落ち込みが酷くなってしまう。

と、そんなお声も。

 そんな中でもなんとかして食事をしていかなければならない。そんな時のためのライフハックを持っている方々もいらっしゃいました。


【ご飯が作れないときどうしてる?】

まず、圧倒的に多かったのが【冷凍食品】

・冷凍ご飯
・冷凍餃子
・冷凍ピザ
・冷凍のほうれんそう、ブロッコリー等の野菜類
・冷凍うどん

等々。

無理なく、できる範囲で。

いかに楽にするか。

ご飯が作れない。そんな時期だけではなく、日々の食事でもその考え方って重要なのかな?と感じました。


と、言うのも、中にはやはり、

・料理が苦痛

・段取りが下手

という方も一定数いらっしゃったからです。

 そして、ADHD(注意欠陥多動症)らしい失敗の1つである【ご飯の炊き忘れ】にも対応できるので重宝しているとのことでした。


そして、面白い工夫としては、いわゆる【ご飯貯金】をしている、という方もいらっしゃいました。


【ご飯貯金って?】

 お話しを聞いた方が作った言葉だそうですが(笑)

いわゆる、【すぐ、たいした手間なくご飯が食べられるように料理をストックしておく】感じで、作りおきと同じですね。


出てきたご飯ライフハックをご紹介。

・塩麹に肉、魚なんかを浸けておいて冷凍(取り出して焼くだけ)
・焼肉のたれに肉を漬け込んで冷凍(これも焼いたらOK)
・ひじき煮、高野豆腐煮など
・納豆やキムチなど速攻で食べられるものを冷蔵庫に常備しておく


 お料理をされている方、好きな方はもうすでにやっているかもしれません。ここに出した以外にも、沢山の工夫やライフハックがあるだろうなあー。と思うと夢が広がる。是非教えてください。よろしくお願いします。


 その他でてきた話題【よく使う調味料、レシピサイト】について。



【皆さんどんなサイト、調味料使っているの?】

  レシピサイトで圧倒的だったのは大手レシピサイト【クックパッド】

 面白いくらい皆さんクックパッド使ってらっしゃいました。

 他に面白かったのは、料理研究家りゅうじさんのレシピを参考にしているという方もいらっしゃいました。https://twitter.com/ore825?s=09


調味料で上がったのはこんな感じ。

・塩麹
・焼肉のたれ
・シーニングソルト

等々。

 特に、塩麹が使いやすいというお話しになりました。

・きゅうりにもみこんで1日置いておくだけでちょっとした副菜になる。

・優しいしょっぱさで肉にも魚にも合う

・肉が柔らかくなる

 我が家でも塩麹で漬けたお肉は人気メニューでした。(私も好き)


そして、お次は子供の偏食についてのお話へ


【子供の偏食について】

 やはり、偏食があって困っている方多かったです。

 発達障害を持っている子供には偏食が多い、というのはよく言われていることだと思います。

 発達障害は遺伝要因によるものが多いと言われています。そのためか、お子さんもその傾向がある。とおっしゃっている方結構いらっしゃいました。

 
 以下、お話ししてくださった内容です。

・食べたいのしか食べない
・おやつばかり
・ざくざくとした食感のものが好きで、同じ食材でも食べない調理法のものがある(鶏肉の唐揚げは食べるけどソテーは食べない等)
・青物、レタス等はそのままでは食べられない
・色が黒っぽい、はじめて見るものはたべない
・白米ばかり食べる
・咀嚼できないものが苦手(豚肉など)


 野菜食べないって子供もよく聞きました。なので、よくカレー(ドライカレー)やシチュー、餃子なんかが食卓に登場する頻度が高いみたいです。

 中にいろんな野菜を放り込んで、一杯のスプーンで色々な栄養素がとれるようにしている。という方や、カレーなら食べる。という方、週1でカレーにしているという方もいらっしゃいました。

カレー万能説(笑)


  ですが、これらの偏食は学年が上がるにつれて治った。という経験のお持ちの方もいらっしゃいました。


【発達障害と偏食について】

さて、なぜ発達障害傾向のある子供に偏食が多いと言われているのか。


その理由の1つが、口内の感覚過敏と言われています。


 ある一定の食感が苦手なので、調理法を変えると食べられる。

  小さい頃から食域を広げたい!と感じている私としてはちょっともどかしいような気もしていますが、ここで無理に食べさせるのは禁物。食事自体が嫌いになってしまう可能性もありますので…。。。

 年齢が上がるにつれて、段々と感覚に慣れていくことも多いので、食べさせようと躍起になる必要はないのかな?とも感じました。


 そして、もう1つ感じたのは、保育園、小学校給食の重要性。

 家では食べなくても、保育園だと食べている。という声も多数ありました。

 周りの子供が食べている。先生が見ている。わいわいと楽しく食べられる。

 そんな環境だからこそ、食べ慣れないもの、苦手なものにもチャレンジできるのかもしれません。そうやって、少しずつ、食べることが好きになっていければいいよな。と、感じました。

 やっぱり、保育園、小学校給食って大切。。。



 【最後に】

 その他にも雑談のような形で、食事のこと、栄養のことなんかをお話ししました。

 やっぱり、少しでも健康的な食事をしたい。栄養はちゃんと取りたい。そう考えていらっしゃる方々ばかりでした。 
 
 けれど、忙しくてちゃんとした食事が作れない。料理するのが苦手。等々食事に関しての壁を感じている方も、かなりいらっしゃる印象でした。

 個人の意見になりますが、食事に関してそんなに神経質になりすぎるのも良くないな、と考えています。

 とは言っても、適当すぎても問題。

 食事って、そのバランスをとっていくのがとっても難しいんだよな、と改めて感じました。

 各々、個人でもできる範囲は変わってきます。自分に合った料理法、生活法が必ずあると思うので、そんな感じでいいんじゃないかな、と私は思っています。

 少なくとも、この日ざっくりと聞いた感じだと、ちゃんとした食事になってるのかな?と思いました。(強いて言うなら乳製品が足りないかな?)

 食事は毎日とるもの。そして、毎日の自分の体を作っているもの。だからこそ、大切にしていかないといけない。

 けれど、それが原因で体調を崩してしまっては元も子もない。

 難しいね。


 私もまだまだ未熟者で、ちゃんとした答えが出せるような人じゃないです。ぶっちゃけ、自分の食事すらちゃんとしてないし、改善点が多すぎる。

 けれど、こうやって生のお話しを聞けたのは私としてもとても有意義でした。

 主催してくださったポコさん、参加してくださった皆様方、本当にありがとうございました。この場を借りて、お礼申し上げます。

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