【文化】世界の奇妙な結婚式の風習
ぼくは半年前に結婚式をしたんですが、まあ、普通の小規模な近親者のみのこじんまりとした式でした。
伝統的な要素はまったくなかったのですが、世界の結婚式にはまだまだ変わった面白い結婚式の伝統がたくさんあります。
1. 新郎新婦に汚いモノをぶっかける(スコットランド)
スコットランドでは、新婦が「汚いモノ」を頭からぶっかけられるという習慣があるのだそうです。
腐ったミルク、死んだ魚、食べ残し、泥、タールなどなど…
そういう臭くて鼻が曲がりそうな汚い液体をバケツに入れて、どばどばと新婦にぶっかける。その時新婦は木に縛られていて逃げることができない。
これだけ苦しい思いを耐えしのいだのだから、結婚生活のあらゆる苦難もきっと耐えられるはずだ、という意味があるのだそうです。
2. 新郎の足の裏をひっぱたく(韓国)
韓国の伝統的な結婚式では、初夜を迎える前の新郎が皆の前で足をさらされて、棒や魚で思いっきりひっぱたかれるのだそうです。
叩き役は面白おかしく引っぱたいてみせ、新郎は「うぎゃー」とか苦しんでみせ、みんなでワハハと笑って終わり。
現在は半ば儀式化されていますが、初夜を迎える新郎に「もし生意気な態度をとるとこうだ」と痛みで分からせるという習慣から来ていると考えられます。
3. トイレに行っては行けない(インドネシア)
インドネシアの伝統では、 結婚式が終わった後3日間、新郎新婦2人きりで新居にこもって過ごすのですが、その間トイレに行ってはいけません。
実はこの3日間は赤ちゃんを作る期間とされており、健康な赤ちゃんを生むためにこの3日間は必要最小限の食べ物と飲み物しか与えられず、それゆえトイレに行くことは掟を破ることとされるわけです。
4. 身代わり新婦(ロシア)
ロシアの伝統では、結婚式の前に新郎が新婦の家を訪れて持参金を差し出します。
もしその持参金が新婦の家族が考える額より少なかった場合、新郎と新婦は会うことを許されず、代わりに新婦の友人らが「身代わり」に新婦の服を来て新郎に会うのだそうです。
充分な持参金を差し出すと、晴れて「ホンモノ」の新婦と結ばれるというわけです。
5. 新婦にツバを吐く(ケニア)
ケニアのマサイ族では、新婦の父親が新婦の顔にツバを吐きかけます。
この儀式によって娘は一家と縁が切れて他の一族の者となり、これまで育った故郷の村を振返ることなく、夫の村の新居に歩いて行くのです。
何か悲しい習慣ですね…
6. 新婦を誘拐する(ルーマニア)
ルーマニアの伝統では、男性は好みの女性を見つけると、女性の両親の同意を得ずに、その女性を誘拐して手元に置き「お嫁さん候補」 にすることができます。
少なくとも2〜3年は一緒にいると、社会から「もう夫婦である」と認められて晴れて夫婦になる。
この誘拐婚は、現在のルーマニアでは行われているのかどうか分かりませんが、中央アジアのキルギスでは未だにかなり行われているようです。
7. 新婦を弓で射る(中国)
中国の少数民族ユグル族では、新郎が3つの弓を用いて新婦に向かって矢を放ちます(もちろん、殺傷能力がないもの)。
そうして矢を放ったら新郎は全ての弓をへし折り、ここで晴れて2人は永遠の愛を誓うと言う段取りになっています。
8. トイレ・スープ(フランス)
Délicieux Toilette La Soupe(美味しいトイレ・スープ)という習慣で、これがどこまでフランスの伝統なのかは正直分かりませんが、まじで存在はするらしいです。
結婚式の後、式で余った料理や残飯を全てトイレ(or トイレの形状の皿)の中にぶち込んで、新郎新婦の部屋に運び込む。新郎新婦はこれを絶対に食わないといけない。
現代だと、残飯の代わりにチョコレートなどの代替品が用いられるようですが、トイレに入っているところは変わらないそうです。
まとめ
通過儀礼的な意味を持つもの、祝福を表現したもの、お祭り的なあんま意味がなさそうなものなど様々です。結婚という儀式をどう捉えるかでプログラム内容も変わってきますものね。
参考・引用:Emill - 15 Extremely Strange And Craziest Wedding Traditions In The World
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