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読書感想文:ミニマリスト編

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【本を読む001】なぜ、私たちは不安なの?ー「しないこと」を決めることが必要/『超ミニマル主義』 著:四角大輔

【本を読む001】なぜ、私たちは不安なの?ー「しないこと」を決めることが必要/『超ミニマル主義』 著:四角大輔

今回ご紹介する本はこちら。

「漠然とした不安」を抱えながら生きてきた今まで「がんばればなんとかなる」と信じてきた。
周りの大人たちもそう言っていた。
だけど、それはもう通用しなくなっているっぽいのです。

変化の激しい不安定な時代に必要なのは「フットワークの軽さ」。

いらないものを削ぎ落とし、「何をするか」ではなく「何をしないか」を決める勇気を持つこと。

この本は、物理的なモノを減らすだけで

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【本を読む002】大切なのは捨てることより自分軸をもつこと/『捨てればいいってもんじゃない』著:エヌケン

【本を読む002】大切なのは捨てることより自分軸をもつこと/『捨てればいいってもんじゃない』著:エヌケン

「ミニマリストのようにスッキリした部屋に憧れるけど、モノが捨てきれない…」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

かくいうわたしも、モノを捨てはじめた当初は「何でもかんでも捨てなければいけない」と思いこんでいました。そうでなければミニマリストとはいえない。でも、本当に何もない状態で暮らすことを望んでいたっけ?

そんなふうに思っていた時に出会ったのが自分軸で生きるということばでした。
「○○

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【本を読む004】お金が「ない」のではなく、部屋のあちこちに散らかっているだけ/『お金を整える』 著:市居愛

【本を読む004】お金が「ない」のではなく、部屋のあちこちに散らかっているだけ/『お金を整える』 著:市居愛

お金がない。
気づいたらいつの間にかなくなっている。
そんなに使った覚えがないのになぜだろう…。

これ、少し前のわたしのつぶやきです。
気づいたらいつもお金がなくて、家計は赤字つづきでした。

子どももいるのにこのままではダメだと心を入れ直し、お金に関する本をたくさん読むように。今回は数えきれないほど読んだ本のなかでいちばん効果のあった『お金を整える』をご紹介します。

この本の著者は仕事の忙し

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【本を読む#5】捨てる勇気をもつと、大きな一歩を踏み出せる。/佐藤可士和の超整理術/佐藤可士和:著

【本を読む#5】捨てる勇気をもつと、大きな一歩を踏み出せる。/佐藤可士和の超整理術/佐藤可士和:著

https://amzn.to/3GD65gW

モノを減らしてスッキリ気もちよく暮らしたい!と思っていても、捨てるって勇気がいることですよね。

捨てて後悔したらいやだな。
あとで必要になったらどうしよう…

捨てることに不安はつきもの。

今回の本は、整理で問題を解決する力をつけよう、というビジネス書です。ここでいう整理とは、捨てることも含まれています。

整理はミニマリズムや暮らしに関係あり

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【本を読む003】物を持ちすぎると幸せは遠くなる/『簡素な生き方』 著:シャルル・ヴァグネル 訳:山本知子

【本を読む003】物を持ちすぎると幸せは遠くなる/『簡素な生き方』 著:シャルル・ヴァグネル 訳:山本知子

仕事もがんばっている、家のこともがんばっている。
家族に不自由な思いをさせないよう、たくさん稼いでたくさん便利な物も手に入れた。
なのにいつまでたっても満たされない。
あと、漠然と不安だ。

…このような正体不明のモヤモヤとした気持ちをかかえている人、かなり多いのではないでしょうか。

こういった不安や不満を感じていたのは現代人だけではなく、かなり前の時代からだったようです。

1895年にフラン

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