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「スパイア 蠱毒の妖姫」特撮シーンの一部公開&メイキング

制作中の怪獣映画「スパイア 蠱毒の妖姫」。
去年、第一話を公開し、その後、第二話を制作中ですが、進行が遅れてしまっており、大変申し訳ありません。

先日、第二話の特撮シーンの一部を先行公開しました。

やはり、ご支援してくださった方々が求めているのは、怪獣の登場するシーンだと思いますので。

第一話ではスパイアの登場シーンは少なかったので、ようやく怪獣映画らしい絵面をお見せすることができましまた。

※公開した映像のキャプチャ画像

作品の雰囲気、制作状況などが伝わったら幸いです。
ポスターに近い空気感になってきたのではないでしょうか?


今回の映像では祭りのシーンが主ですが、シナリオの展開としては

人形峠→近隣の集落(祭りなど)→都市部へ

と舞台が以降していきます。
途中、自衛隊との戦いなども予定しています。

おそらく、「完成できるのか?」と思われた方もおられるかと思いますが、そこは完成させます!
既に、時間に関してはかなりかかってしまっているので、その分、かけた時間に相応しい質のものを作ろうと思います。見守っていただけると幸いです。

こういうクラウドファンディング系の企画は途中で頓挫して消滅してしまうものも多く、心配している方もおられると思いますので、ちゃんと制作しておりますという表明も込めて公開しました。

ただ、正直なところ、かなり予算や人手など厳しい部分は多いです。
細かく手をかけていけばクオリティは上がるし、できないことなどはないのですが、少人数でやろうとするとどうしても時間がかかってしまいます。

ご協力やご支援してくださる方は随時、募集しておりますので興味がある方はご連絡ください。
関わってくださった方々は全員、エンドクレジットにお名前掲載致します。

今回、クラウドファンディング前に作ったパイロット版映像を久しぶりに見て比較してみたたのですが、造形や特殊効果など大きく進歩しています。
この進歩分はご支援、ご協力してくださった皆様のお力添えによるものです。

※パイロット版


※最新映像


ここから、より高いクオリティを目指し、同時に早くラストまで制作し公開できるよう頑張ります。
今後ともよろしくお願い致します。

ここからは、特撮映像のメイキングを紹介します。


映像内に出てきた見世物小屋、こちらはミニチュアで撮影しました。

【ミニチュア制作の様子】

まずイメージ画を作り、図面などを引きます。

それを元に、パソコンで色や画像を嵌めたイメージを制作。

段ボール箱をベースに、貼り物やテントなどを印刷したもの、黒い布やビニールを貼り付けていきます。

貼り物の画像はAIで制作。こういう時、AIは非常に便利です。
一部はAIアート展でも展示しました。



各パーツを貼り付けて組み立てていきます。

テントの支柱はストローを使用。

看板を囲う枠は割り箸を着色。

画像を貼ったり、吊したり。

吊った絵の下に重りの棒を装着するとリアルさが増しました。こちらは爪楊枝とタコ糸で制作。
百均のLED電飾を仕込み、小屋の照明に。

完成!

とりあえずフィギュアを立たせてみました。


撮影の様子

撮影中に登場したむふ氏。サイズの比較に良い画像。


※むふ氏、こちらのnoteでは初登場ですが去年から一緒に住むことになった新しい家族です。



【背景と書割の制作】

実際の風景の写真を引き伸ばし印刷。それを元に背景と、手前に置く樹や建物(書割)を作ります。

切り抜いて書割を制作。

むふ氏、襲来。

背景を貼り付け。継ぎ目などは後から編集で消します。

同じ写真を二枚用意し、背景と手前の書割で重なるように配置します。

むふ氏、セットを破壊しようとし強制ログアウト。



【車を弾き飛ばす尻尾のメイキング】

こちらのカットのメイキングを紹介。

車のミニチュアを用意。
アオシマのザ・スナップキットという初心者向けのプラモデルです。

ボンドや塗料無しで組み立てられます。





せっかくなのでレースクイーンぽいイメージで写真を。


書割越しに尻尾を動かす映像、車を投げる映像を撮影。


それらを編集で合成。
車は一コマずつ書き出し、切り抜いて重ねていきました。

完成!

より詳しいメイキングはYoutubeにアップしています。


その後の落下する車の撮影風景。

先ほどの車のプラモデルを落とし、速さや色を調整し、舞う破片などを合成しました。


【巨大スパイア】

こちらのカットの裏側、

こうなっています。

こちらの光る羽は合成などではなく、蛍光塗料とブラックライトを使って実際に光らせています。

口から吐く光線は一コマずつPhotoshopで描いて合成。
目の光は合成ではなく電飾です。


【玲花と和也、合成】

こちらの上から見下ろす、玲花と和也のカット。

元々、屋外で撮影するはずでしたが、諸事情により屋内で撮影し背景を合成しました。

撮影風景。

詳しい合成の流れはこちらの動画を参照。


今後のストーリー展開で、現地にキャストを連れて行ってのロケが難しい箇所もあり、どうしようかと悩んでいましたが、この手法を使えば問題を解決できそうです。


今後の制作ですが、大まかなストーリーはラストまで完成していますが、特撮の撮影と並行し詳細なシナリオ化を現在しているところです。
やはり、映画で最も大事なのは脚本ですし、ここは予算とか関係なく自分の感性やアイディアで勝負できる部分なのでこだわっていきたいと思っています。

シナリオメモをチラ見せ。

時間がかかってしまっている分、観た方に満足していただける作品にできるよう努めますので、これからもよろしくお願い致します。



特撮映画「スパイア 蠱毒の妖姫」第一話


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