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読書メモ

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タイトルの通り「読書メモ」です。(2017年〜)
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【読書メモ】 ファクトフルネス

読んだ。「 #ファクトフルネス 」。 . . ・世界の事実に関する12問の三択クイズを世界中で行っ…

蒲公英
5年前
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【読書メモ】『風景をつくるごはん』 真田 純子

読んだ。『風景をつくるごはん』 ・農業の工業化により外部から仕入れた肥料を投入し、農作物…

蒲公英
4か月前
2

【読書メモ】 『ソース焼きそばの謎』

読んだ。『ソース焼きそばの謎』 ・ソース焼きそばは戦後に関西で発祥したという説が主流だっ…

蒲公英
6か月前
2

読書メモ 『ナチスは「良いこと」もしたのか』

読んだ。『ナチスは「良いこと」もしたのか』 ・平時ではない時に生じる断絶や変化を切り取る…

蒲公英
6か月前
6

【読書メモ】 『地方創生大全』

読んだ。『地方創生大全』 ・地方活性化策としていまだに「効果のないばらまき」がもてはやさ…

蒲公英
6か月前
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『サービス産業生産性向上入門』

・サービスとは、貢献・奉仕・給仕といった人間の行動、ライフラインや通信・交通など社会の機…

蒲公英
7か月前

『敗戦後論』 加藤典洋 " 語り口の問題 "

① ハンナ・アーレント  筆者は、第二次世界大戦中にドイツからアメリカに亡命した哲学者であるハンナ・アーレントの文章を読み、そこに書かれている問題が日本で自分が考えてきたことと地続きであると感じた。 たとえば、筆者はユルゲン・ハーバーマスが主張する市民的公共権について、「公衆の自覚を持った市民」や「公開の討論によって世論を形成し」といった、市民主義に付きものの腰の軽さを感じていた。一方でアーレントは、公共性という考え方を個人原理といった近代的なものからではなく、古代ギリシ

『サービス工学の技術 -ビッグデータの活用と実践』

01. サービス工学とは  サービス工学が「工学」を標榜している背には、これまで多くの部分を…

蒲公英
7か月前
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民藝のインティマシー(2章「民藝の思想」)

■ 民家・民具・民藝 「民藝」という言葉は大正15年(1926)に柳宗悦らが考案し、昭和初期に一…

蒲公英
8か月前
8

『何とかならない時代の幸福論』ブレイディみかこ 鴻上尚史

読んだ。『何とかならない時代の幸福論』 ・イギリスでは、多様性や自主性・子どもの権利につ…

蒲公英
7か月前
5

『社会的処方』西智弘

読んだ。『社会的処方』 ・WHOの健康の定義は「健康とは、完全に、身体、精神、及び社会的に…

蒲公英
7か月前
3

『だれにでもわかるNFTの解説書』足立明穂

読んだ。『だれにでもわかるNFTの解説書』 ・NFTは2017年から始まった技術で、ブロックチェー…

蒲公英
7か月前
2

【読書メモ】 『オッス!食国』 小倉 ヒラク

序章  ・「食国」とは日本そのものを指す言葉だった。天皇の仕事は田畑を司り食物を生成させ…

蒲公英
8か月前
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【読書メモ】 『1階革命』 田中元子

読んだ。『1階革命』田中元子 -- 街に私設公共(マイパブリック)がいくつもあったら、多様な人々がそれぞれに自分なりの居場所を見つけられる可能性が高くなる。さまざまな人にとってのさまざまな居場所がレイヤーになって街があることこそ、多様性社会、ダイバーシティーにおけるセーフティーネットというのではないだろうか。 毎日笑顔で何でも手に入る、ということがすなわち幸せではないと思います。気が合わない人とも会うし、嫌なことも起きる。喧嘩もするし、天災もある。でもそうした、ただでさ