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フグタ社長業務日誌【怒涛の後編】『地獄の特訓最終日』

このシリーズは2007年9月~2008年9月までの1年間にわたる、福田康夫総理の「首相動静」を基にしたフィクション(パロディ)です。
※5月からは後編となり、9月退任までの慌ただしい動静を追いかけます。さてフグタ社長の命運はいかに・・・?。(巻8は自2008年5月1日~至5月31日)

フグタ社長業務日誌(巻8-6):5月29日(木)

 今日も横浜の合宿所。「3日間地獄の特訓」、泣いても笑っても本日で終わりだ。
 特訓最終日は、「72時間耐久ご挨拶マラソン〜栄光のゴールへ!」、さらにパネルディスカッション演習あり、サプライズゲスト・トーク演習あり、レセプション(フェアウェルパーティ〜感動と涙のフィナーレ)ありなど、盛り沢山のメニューが組まれている。

 さて・・、ご挨拶マラソンだ。例によって誰が誰だかわからん。

 午前9時2分から同25分まで、コモロ株式会社のサンビ社長とご挨拶。
 午前9時26分から同42分まで、モーリタニア株式会社のアブドライ社長とご挨拶。
 午前9時43分から同10時1分まで、シエラレオネ株式会社のコロマ社長とご挨拶。
 午前10時11分から同24分まで、ブルンジ株式会社のニセゼラナ第2副社長とご挨拶。
 午前10時25分から同42分まで、ナイジェリア株式会社のジョナサン副社長とご挨拶。
 午前10時43分から同11時1分まで、ボツワナ株式会社のメラフェ副社長とご挨拶。
 午前11時2分から同28分まで、レソト株式会社のモシシリ社長とご挨拶。
 午前11時29分から同49分まで、チュニジア株式会社のガンヌーシ社長とご挨拶。
 午前11時50分から午後0時11分まで、アンゴラ株式会社のドスサントス社長とご挨拶。 

 午前の部、終了。

 午後0時51分から同57分まで、同ホテル内の宴会場「インターコンチネンタルボールルーム」で「ラーメン価格高騰に関するハイレベル・パネル・ディスカッション」に出席。わが社のギョーザセット定食の売上予測などを説明。

 午後のマラソン、再開。あと3人で完走だ。これは余裕。
 午後1時28分から同51分まで、ニジェール株式会社のウマル社長とご挨拶。
 午後1時52分から同2時9分まで、トーゴ株式会社のマリー社長とご挨拶。
 午後2時47分から同3時10分まで、アフリカ業界団体連合(AU)のジャン・ピン委員長とご挨拶。

 「ご挨拶マラソン」終了。感慨にふける間もなく、サプライズゲスト・トーク演習へ。

 第1部は午後3時11分から同50分まで、ロックグループ「U2」のボーカル、ボノさんとトーク。よく知らないので、「そういえば昔、サンヨーのラジカセで『U4』というのがありましたねえ」と話題を振るが、盛り上がらない。お土産にDVDをもらう。
 第2部は午後3時52分から同4時10分まで、ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんとトーク。1部以上に話題が続かず20分持たずに終了。

 午後4時38分、合宿所を出て国際会議場「パシフィコ横浜」に移動。第4回アフリカ業界振興全体会議に出席。午後7時44分、横浜ロイヤルパークホテル着。同ホテル内の宴会場「鳳翔」でレセプションに出席。午後8時55分、合宿所に戻ってきた。

 栄光のゴールである。今、新たな黄金伝説は達成された・・。すでに、どこの会社の誰と会ったのか、まったく顔も名前も覚えていないが、挨拶したことだけは確かだ。記憶は消える、記録は残る。

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注:
本日の注は特にありません。
※『フグタ社長業務日誌:地獄の特訓最終日』は、ブログ『tanpopost』に2008年5月30日 付けで掲載したものです。

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