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寒さと朝風呂

 冬は朝が寒くてどうにも活動するのがおっくうだったので、朝風呂に浸かることにしたら、これがとてもいい。

 もともと風呂は嫌いじゃないし、湯船に浸かれば風呂文化のある国に生まれてよかったと、しみじみ幸せを感じる。だけど、在宅ワークで外にもあまり出ず人と会う機会も減ったので、冬は2〜3日に1回のペースで済ませていた。入れば気持ちがいいけど、前後にやることが多くてめんどくさいから。

 が、冬の朝が寒すぎてそれを緩和しようと、朝、風呂に入るようになった。すると、湯船につかるのは気持ちがいいだけでなく、体が温まるためか、気分がとても前向きになることに気がついた。

 前向きになることを利用して、もう一歩、健康と美容にいいことをしてみようと思った。寒い季節になってからサボり続けているウォーキングの代わりに、という気持ちもあった。

 そんな特別なことではないのだが、湯船で軽いストレッチとマッサージをしている。

 まずは首を回したり肩周辺を伸ばす動作を行うストレッチでむくみとり。次に二の腕を揉んで、それから老廃物を流すツボといわれている脇の下をプッシュ。

 次は顔の下垂防止に良いとされる舌回し体操を行ってから、さらに、湯船で転ばぬように注意しながら足を伸ばすストレッチ。次に湯船につかってふくらはぎから太ももまでをモミモミ。それから老廃物を流すツボといわれている太ももの付け根をプッシュ。

 文字に起こしてみると、ちょっとめんどうくさそうに思えてきたけど、まあ、その日の気分ですべてをやらない日もある。

 風呂の湯は、痩せるとウワサのマグネシウムを含むエプソムソルトを入れている。さらに、風呂上がりに腹筋30回! これらを終えると、もはや体が熱くなっている。

 結果。とにかく、朝風呂が気に入った。すべてを終えるとウォーキング後のような爽快な気分で、ストレスがすっと抜ける感じがする。健やかな体と心で一日をスタートできる。しかも、お腹周りがすっきりしてきた。

 夜は仕事を終えて自分の好きなことだけに時間を使いたいと思うので、風呂のめんどくささが特に増してしまう。入るにしても「めんどくさいけど仕方がない」とネガティブな気持ちで行動している。しかし朝風呂にすると、布団から出ると寒くて湯船に浸かって気持ちよくなりたい一心になるので、ネガティブな気持ちが湧かない。メンタル的にも冬は朝風呂がベストだ。ちなみに、洗髪は2〜3日に1回。朝から出かける予定がある日は、前日の夜に洗髪などを済ませておいて、朝風呂は湯船に浸かるだけにしている。

 寒さによる憂鬱感とウォーキングをサボり続けている罪悪感も払拭できた。というより、もはや寒い時期にウォーキングをしようと思わなくなった。寒さによる憂鬱感が出始めてから桜が咲くまでお休みしてよしということにしてしまうか。

 綺麗好きな日本人であるが、「風呂がめんどくさい」という人は一定数いるようで、友人とも毎日入るのだるいよね〜という話は何度もしている。意外と女性のほうがその傾向がある気もするが、多分風呂上がりの顔の手入れと髪を乾かすのが重荷になっているのと、男性ほど皮脂が出ないからだと思う(それとも「類は友を呼ぶ現象」で単に私の友人にめんどくさがりが多いだけ?)。

 「風呂がめんどくさい派」にもぜひ寒い時期の朝風呂を勧めたい

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