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読書記録#6 『仕事は楽しいかね?』

今回は『仕事は楽しいかね?』です。

この本は、もともとタイトルは知っていたことに加え、以前紹介させていただいた『チーズはどこへ消えた?』を読んだ後に、Kindleのレコメンドにあったため、読んでみました。


仕事への向き合い方と共に、仕事だけでなく自分の人生との向き合い方を考えさせてくれる一冊で、そこまで長くないながらも読み応えのある一冊でした。

一言要約

この本が伝えていることを一言で表すと、
「昨日と違う自分になろうとすれば、人は変われる」
です。

当たり前のことを言っているように思えるかもしれませんが、その通り。当たり前のことを言っています。


現状よりも「良くなる」こと。

「大きな目標を持ちなさい。」と言う大人は少なくありません。

そして、その言葉を間に受けて、大きな目標を持たなければダメなのだ。
と思い込み、目標がない自分に対して焦りや劣等感を抱く人は少なくありません。


かつての私もそうでした。
何か大義名分のために、自分の命を燃やし、少しでも社会の役に立たなければならないと思っていました。

もちろん、それ自体は決して悪いことではありません。成功者と言われる人たちは、人のために何かを尽くし、その成果が認められている人たちです。


全員が全員そうである必要はありません。
今の自分にできることは何か。今の自分が世の中の役に立てることはどんなことなのか。

というように、今にフォーカスして生きることの大切さを、この本は改めて教えてくれました。



もし、自分が本当にやりたいことがまだ分からない人は、昨日の自分よりも成長することを目標に生きて欲しいと思います。

日々努力することで、もし自分が本当にやりたいことを見つけた時に、すぐに行動に移すことができ、さらに積み重ねてきた成長が活きるはずです。


とはいえ「本当に努力が活きる時は来るのか?」という疑問もあると思います。

それに対するアンサーは「きっと来る」としか言えません。

ですが、少し思い出してみてください。
これまで学校で学んできたことや、部活や学生団体などを通して苦労をしてきたことは、今の自分に一切活きていないと言い切れるでしょうか?

確かに、古文の文法や微分積分は自分の人生で活用することは無いかもしれませんが、今の自分に活かせている知識やその思考プロセスは山ほどあるはずです。

今はまだなんの役に立つか分からないようなことでも、いずれ役に立つ時がきます。

みなさんご存知、Apple共同創業者スティーブ・ジョブズの言葉をお借りしますがConnecting the dotsです。

だからこそ、きっと何かやりたいことや大きな目標に出会う将来のために、自分の身の回りのことで、自分が少しでも成長できたと感じることを探しましょう。


その1つの手段として、他人の役に立つことを意識してみることをオススメします。

誰でも1人でいいから笑顔にできるだけで、それはかけがえのないことだし、誇れることだと思います。

人を笑顔にするためには、少なからずアクションを起こす必要があります。
たとえ、大きな成果につながらなくても、人のためを考えて起こしたアクションは、必ず自分の糧になります。


例えば、今の私には、影響力もありませんし、多くの人を幸せにできるアイデアやリソースもありません。

それでも、自分がこうやって発信することで、世界中の誰か1人でも良いからなんらかの気づきを得られれば良い。

そんな思いで、日々の執筆活動に励んでいます。


自分が善意を持って起こした行動は、きっと誰かの役に立っている。そうやって積み重ねていくことが、自分らしい人生を生きるためのカギになると思います。




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