私生活で活かせる行動②【目先の相対的価値】
前回の
行動経済学と生活①【おとり選択肢】
https://note.mu/taronote1188/n/n4530062c848c
が想像以上に長くなってしまったので、分けました第2弾!
今回は目先の相対的価値です!
まず人が物事を選択するというための要因を振り返ると
・自発的要因と外部環境要因に分けられます。
前者は本当に必要な物、量、価値を見極めた上での選択。
後者は外部環境に無意識のうちにコントロールされ、売り手が誘導する選択肢を選択する。というものでした。
では、今回は後者の中でも過去の経験と相対的に比較している。ということを紹介します。
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概念としては、
人は過去経験を無意識のうちに判断基準とし、願わくば過去を超える選択肢をする。
というものです。(かなり自分なりの解釈を加えてます。)
この本で紹介されている例では、
都心の1LDKに家賃10万円で不自由なく住んでる人が、地方の大都市へ転勤になったとする。一般的に都心の方が家賃が高いため、同じ条件の家であれば8万円であるかもしれない。しかし、人は相対的に過去と比べてしまうため、同じ10万円でもう少し高層階など条件を上げてしまう。
始めに戻って頂きたいのだが、この人が選択すら上で基準は過去の経験である。つまり外部環境要因だ。
自発的選択してるように見えるかもしれないが、この人が元の生活環境に不自由していなかった場合、8万円の家に住み、2万円を別の自己啓発や投資、旅行に回すという選択肢も生まれる。
過去の経験が判断基準になってしまったため、自分に本当に必要な家の大きさを見失い、月2万円の機会費用を損失している。
このように、過去が判断基準になると目先の事と過去を比べ相対的に価値があると思われる選択肢をとる。
これを実生活に落とし込むとどうなるか、、、
日々の消費を見直す機会になる!
例えば、昼食でラーメンを食べに行った。いつも半チャーハンセットだから、当たり前のようにそれを注文する。
ここでワンクッション置くようになると、選択肢が変わる。
今日は、朝食が遅かったからラーメンだけにしよう。夜飲み会で脂分多いからトッピングやめよう。などである。
そもそもラーメンの選択肢が変わるかもしれない。
嗜好品でいくと、車がよくわかる。
始めは軽自動車だったのに、気付けばSUV、また気付けばスポーツカー、そろそろカスタムを考えているかもしれない。
これは過去の経験と比較して、前は軽自動車だったからSUV乗ろうかな?友達がみんなSUVなってるな!など過去の経験から選択している。
もちろん本当に車が好きだったら構わないが、SUVにする意味は?年収とのバランスは?など自発的選択をすれば、買うべき車は自ずと見えてくる。
そして、そのような選択を続けていくと、軽自動車がいつの間にかスポーツカーになったり、デジタルカメラがいつのまにかレンズだけで何十万もする一眼レフにはならないと思う。
人間は過去と比較し、目先の相対的価値を決める生き物だと理解することが、日々の生活を堅実に送れる1つの要因になる。
かなり長くなりましたが、自分の消費を見直すいい機会になれば嬉しいです!
かく言う私も、過去の経験と比較し、GoPro hero7black 買ってしまいました(笑)
なかなか欲求に勝てないものですね、、、
なにか響くことがあれば嬉しいです!
良かった!分かりにくい!なんでもいいのでコメントもお待ちしてます!!
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