無功徳。むくどくって、読みます。
無功徳とは禅語の一つで、感謝や見返りは期待しないこと。

例えば、誰かの事を手助けした時、つい感謝やお礼を期待してしまう場合があります。
でも、その感謝やお礼を期待しない考えが無功徳なのです。

少し大きな話をしますが、今の日本は、資本主義の社会。何かと利益が求められる社会です。正直、それに息苦しさを感じている方も多いかと思います。
もしそれを感じている場合は、日頃の自分の行動を振り返ってみましょう。
そして、「無功徳」が出来ていないのであれば、自分が見返りを求める事なく貢献できることは何なのか。それを今一度考える良い機会かも知れません。

私の場合は、タロット占いをします。
自分の占いが占った人のためになる筈だから、一生懸命向かいあって汗をかこう。
そう言う思いがとても強いのです。
そうすることで、私が向かい合った人だけでなく、私自身にも満足感や幸せが訪れるようになればいいな。そのように考えるのです。

まだまだ占いを通じて、勉強させられる部分は多くあります。
これからもカードを通して、皆様のお役に立てればいいな。
無功徳の言葉を思い出した日に、そんな事を考えてみました。