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仕事には隙間や遊びが絶対的に必要では?

何かと長時間労働が多く、生産性が高くないと言われることも多い現在の日本。世界に名だたる企業であるトヨタの看板方式は徹底的な合理化に基づいたシステムだと思います。これは、モノづくりや重厚長大産業の一つの到達点でもあったとも言われます。

日本人は真面目できめ細やかと言われていますが、それは元々の気質を正確さに焦点を合わせた結果ではないかと思ってます。googleでは隙間時間を設け、それによりイノベーションを促す時間を作っているといいます。あるいは単に出来る社員だけでなく場の空気を重視できる人材を重視する、とも。

もともと日本には楽な文化もあったはずなのです。日本庭園に通じるような無駄を省いた合理性と隣り合わせのおおらかな気質。

最近ではコンプライアンスに厳しくなり、昔なら喫煙所での無駄に思える会話からイノベーションの元が生まれたり、職場も今よりは緩かったため自然とどこか大らかな空気から自然にそういう隙間が作られていたはず。単なるモーレツな風潮ばかりではなかったとも思うのです。

仕事での阿吽の呼吸やイノベーションのアイデアの芽はそういう遊びの面からも生み出されていたはず。

バスの時刻表を遅らせないほどに正確さに拘るような民族とも言われますが、それは欧米に追い付け追い越せで近代に無理に形作られたもの。江戸時代は時間に縛られず大らかに暮らしている人も多かったと言われます。日本は意外と「楽さ」と共存してきた民族という特徴もある。

コンプライアンスでガチガチになるいまだからこそ、隙間時間の大事さも見直されるべきではないかと思ってたりもします。

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