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ミュージカル「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」感想━東宝が漫画原作をやるならこんなのが見たかった!
開幕直前の中止騒動で持っていたチケットのちょうど半分がなくなりましたが、なんとかミュージカル「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」を観劇できました。そして、中止分チケットの補償としてもらったクーポンコードで無料配信も隅々まで楽しみました。
好きな俳優の帝国劇場初主演作品、しかも帝国劇場クロージングラインナップ唯一の完全新作で!しかもキャストが発表されたのは私が宝塚星組「1789」で初め
ミュージカル「カムフロムアウェイ」感想━自分が平穏な場所にいる時も忘れたくない「あなたも同じことをしたでしょう?」
ミュージカル「カムフロムアウェイ」を見ました。実は見る前にものすごーくこの作品に対してモチベが下がる出来事があったのですが、それでも来れてよかったです。年の初めに大きな災害があり、世界で大きな戦争が起こり、明日を不安に感じる出来事が多すぎる今見れて本当によかったです。今年あと何作観劇しても、きっとこの作品は5本指に入るだろうなと確信しています。
主役12人!個人的に好きになったのはビューラ
星組RRR/VIOLETOPIA感想②━お正月公演に選ばれたのは、舞台のかなしさやみにくさ
1月にみた星組公演を、東京で再度観劇できました。前回はRRRのみ感想を書いていて、VIOLETOPIAはもう少し咀嚼したいな〜と思って書いていませんでした。というわけで、ショーの感想を書いていきます。
RRRの感想はこちら↓
VIOLETOPIA、ものすごいチャレンジングなショーでしたね。それも、お正月公演で。もうすこしメリハリが欲しかったな〜などなど思うところもあるのですが、これをお正月
雪組ボイルド/Frozen Holiday感想━ファンダムとのコミュニケーションをもうすこし詰めて描いてほしかったかも
宝塚雪組「ボイルド・ドイル・オン・ザ・トイル・トレイル/Frozen Holiday」を観劇しました。作家が自分の意志を超えて大きくなってしまったムーブメントに悩まされる話と、雪組の歴史やタカラジェンヌたちのこれまでをよく知るファンたちに向けたメタ的演出の多いショーというなんとも不思議な組み合わせでした。
感想を書いていきたいと思いますが、やはりどうしても昨年秋からの宝塚歌劇団にまつわる一連
イザボー感想━日本オリジナルミュージカルをつくって輸出しようと思っているなら気を使って欲しいところ
ミュージカルイザボーを観劇しました。個人的にはハマりませんでした。説明の言葉が詰め込まれ印象に残る歌詞のない曲も、音量や光量がずーっと強い感じもちょっと辛かったのですが、なによりも、その脚本にその時代設定は合わないでしょう!?とどうしてもツッコみたくなってしまいました。というか、もはや脚本に怒りすら湧いています。出演者の歌唱力、演技力の素晴らしさをもってしても「見て良かった」とはあまり思えない作
もっとみる星組RRR/VIOLETOPIA感想①━宝塚ファンにも映画ファンにも最高のバランスの目配せ
星組RRR/VIOLETOPIAを観劇しました。RRRは事前にこの観劇のための予習として映画を一度観ただけなので、今回の客席にたくさんいるであろう熱量の高い映画ファンの方々に到底敵いませんが、今この作品がここで上演されてよかったと思いました。忘れられない観劇になりそうです。RRRについてだけでだいぶ長くなってしまったのと、VIOLETOPIAについても書きたいことがたくさんあるので、この投稿では
もっとみるミュージカル「赤と黒」感想━「舞台上が殺風景」という第一印象を挽回してくれた
ミュージカル「赤と黒」を観劇しました。期待していた部分はちょっと期待はずれだったけど思わぬところでものすごい挽回があった、あまりないタイプの観劇体験をしました。
調整が難しいのか?2階席だとすこし音量バランスが気になる……
今作の大きな期待ポイントのひとつが、エンジニアやジャベール俳優の豪華共演だったかと思います。しかし、残念ながら「歌がすごくよかった…!!」という感想は個人的には抱けませ
【2回目観劇後追記】Wickedネタバレあり感想 ━20年前のアメリカにはこんな作品を描ける人がいたのに……
劇団四季のWickedをはじめて見ました。周りにいる劇団四季のファンが揃って「人生のバイブル」だとか「今まで見たどのミュージカルよりもこの作品が好き」だとか「10年間思い続けている」だとか言葉を尽くして愛を叫ぶ作品というイメージがあったので、かなり期待を膨らませ、「オズの魔法使い」の予習を抜かりなくして臨みました。
ゴシップガールっぽい!
1幕を見ている時の印象は「おとぎ話なのにやけに『ゴ
「LUPIN カリオストロ伯爵夫人の秘密」感想━世界と趣向を詰め込んだ一大エンタメだけど好みかどうか超割れそう…
帝国劇場で上演中の「LUPIN」を観劇しました。事前にめっちゃ宝塚っぽいという感想をたくさん目にしたのですが、なるほど!これは確かに、主演俳優ありきで見たい世界と趣向を選び、シチュエーションを詰め込んだ一大エンタメでした。宝塚っぽいのはもちろんなのですが、「世界と趣向」という言葉を使っていることからわかっていただけるかもしれませんが、めっっっちゃ歌舞伎的日本的なつくりのミュージカルだと感じました
もっとみる羽生結弦ICE STORY "RE-PRAY"感想━11/5埼玉公演カーテンコールでの言葉の意味を考える
はじめに
羽生結弦さんの単独アイスショー"RE-PRAY"の埼玉公演2日目に参戦しました。まず、すでにこの公演についてのネタバレはネット上にゴロゴロ転がっていますが、またご覧になっていない、この後のツアー公演を見たいと思っているかたには、ぜひこの記事を読まずにUターンしていただきたいです。演技についての感想というよりは、このショーについての私なりの解釈を書いてみようと思うからです。
羽生さ
マハーバーラタ歌舞伎、ほぼスターウォーズだった。
※追記※
ep.9の時にスターウォーズ歌舞伎あったんかい!!しらなかったです!!ごめんなさい!!
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歌舞伎にハマったきっかけは何段階かあるのですが、まさに今年が個人的第三次歌舞伎沼深まり期な気がします。FFⅩ歌舞伎、とうらぶ歌舞伎に出会えたのはものすごく大きかったです。
じゃあ第一次と二次はいつだったのかという話なのですが、二次はナウシカ再演でした。宝塚の男役がときどきド