社会不適合な人でも経営ができてしまうことが、なによりも問題だと思う業界
これは決して悪意をもってdisっているのではないことだけはわかって欲しい。
介護・福祉の業界には、それ以外の業界よりも、社会不適合な経営者がいる。経営者だけでなく従業員もだ。
もちろんまともで優れた経営者や従業員も多くいることは前提。
なぜか!
仕入れがなく、ほぼ公費で賄われ、そこしか頼ることができない利用者がいて、社会通念上の『まとも』ではない人でも、競争がほとんどなく、非常識な言動でも、『そこしか頼ることができない』家族がいるからだ。
経営としては羨ましい限りだ。
支出が少なく、取りっぱぐれることもほぼ無く、限定的な顧客が継続的に利用してくれる。
業界の特性上、大きな売り上げを期待することはできないが、一定数を維持することはできる。
しかもだ!
業界内では『困難事例』と言われる利用者がいる。
また、まだまだ社会的に本当の意味で認知をされていない障がい者や、障がい児(『障害』と書かないのもひとつの配慮であることも知って欲しい)が多くいて、福祉に頼らざるを得ない家族が見えていないだけで相当な数がいるということだからだ。
こういった状況の中で、激しい競争力をつけたり、差別化を図ったり、アイデアを絞り出したりしなくても、それなりに経営できてしまうというのが実態だ。併せて、人手不足も重なり、不適切な人材でも使い続けるしかないという現実もある。
※もちろん、ちゃんとした経営者の方が多いのはわかった上でだ。
ここで一つ。
【高齢福祉では】
介護支援専門員=ケアマネジャー=略してケアマネ。
(『ケアマネジャー』という言い方も独特で、本来の言い方であれば、『ケアマネージャー』なんだろうが、ケアマネ協会がそうしたもんだから、けあまねじゃーなんて言い方をする)
【障がい福祉では】
相談支援専門員=相談支援=通称がない?まあいいや。
という専門職があることを、福祉に携わっていない方には知って欲しい。ってだけ。
そんな中で、学問ができて、必要な資格を持ち、社会性に乏しく、コミュニケーションに難ありだが、文章能力は高く、必要なことは滞りなくできる。そんな人が相当数いるのが、障がい福祉だと。
だからといって仕事をしないのではない。反対に頑張りすぎているくらいだ。
しかし、残念なことに品性を疑うことをしたり、非常識な言動をしたりする。
やるべきことは一所懸命にやる。
しかし、
身嗜みにあまりに無頓着。汚い、臭いも気付かない。
非常識な言動に気付いていない。
一方的に自分の思いだけを話す。
相手の話を聞いているようで、自分の筋書き通りに行かないと、見ててわかるほどイラ立つ。
専門用語や横文字をやたらと使う。
利用者には横柄だが、家族には丁寧。
逆で、利用者には丁寧だが、家族には横柄。
やたらと事務所や無関係な場所では、障がい対応の仕事や利用者の悪口を言う。
挙げ出したらきりがない。
何度も言うが、やるべきことは一所懸命にやってはいるのだ。
しかも、経営者だ。
当然部下であり、従業員にもいる。
制度には詳しい。学問はできる。聞けば何でも知っている。
が、・・・・うーん。
一般社会、一般の会社ではそうそう認められない人。
それが許されてしまう経営者であり、管理者、従業員という構造。
私の感覚だけで言えば、高齢者介護よりは、障がい系の事業所がこれに当たるケースが多い。
絶え間ない努力をし、障がいのある方への支援に最大限の努力をしている人もいる。大半がそうだ。
か、経営はそうじゃない!
それは経営ではない!
それでは人は育たない!
それは社会貢献ではなく自己満足だ。
それは福祉ではない。
それは明らかに虐待だ。
そんなことが多いのも確かなことだ。
これが実は福祉の大きな闇でもある。
一般の会社から福祉へ足を踏み入れた人の多くは思う。
「なぜこれで通用するのか」と。
「これが通用するなら勝てる」と。
しかし、収支計算や損益を考えるとなかなかてを出せないということも現実。
従って、真の新規参入が少なく、高齢者介護からの参入や、事業所の追加、経験者の起業といった関係者で囲われてしまっているから、濁ってしまう。
障がい福祉は、本当に一般社会では目立たない存在。また、福祉全体が大っぴらに事業を広告、告知したがらない存在だ。
様々な活動も行っているが、それがなにを意味し、なにを訴えたいのかが伝わりにくい。
それでも社会には不可欠な存在であり、人としての尊厳を守るためには、頼らなければならない場でもある。
だからこそ、まっとうでまともな経営者が増えて欲しいと心から願う。
知らんけど。
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