盆が過ぎると風が変ってくる。

日中は30度を超えエアコン無しでは暑くてたまらないが、日が暮れると少し涼しい風が吹いてきた。

田舎でコンクリート舗装された場所が少なく山が近いからかもかもしれないが

もしかしたら、東京に住んでいた時もそうだったのかも知れない。

そんな変化にも気付かないような暮らしをしていたから。

ソウルに住んでいた時は、8月下旬になると朝晩がぐっと涼しくなって肌寒いくらいだった。

秋は一瞬で過ぎて、寒い長い冬がやってくる。

だから、今から10月上旬までの短い秋を惜しむように過ごすのが大好きだった。

政治的な日韓関係が最悪な今だからこそ、秋の日をゆっくり過ごしにソウルに行きたい。

「私には関係ない。」

と言う顔でコーヒーを飲みながら、ソウルの喧騒を眺めたい。

11月まで大分⇆仁川の飛行機が運休してしまったから今年は叶わないだろう。

日韓の間に吹く風が変わるのを、長い目でみて待ちたいと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?