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顔認証監視カメラ

政府が犯罪を防止するために顔認証監視カメラを全国に設置した。様々な場所で記録された行動が検索でき、誰でも視聴可能だ。もうプライバシーなどへったくれもない社会。けれども仮に犯罪の容疑をかけられた場合、アリバイが潔白であればその逆も然り。とは言え、人に見られたくない行動が記録されることも当然。深夜のスケートパークでオーリーからボードスライドに失敗し股間を強打。地面にうずくまる姿。やがて救急車が到着。病院に搬送され手術台に乗せられる一部始終がリレー放送のように記録されていたり。そう言えば、「逃亡犯条例」の改正案への反発を発端に香港政府が設置を進める監視カメラ付きの「スマート街灯」が20基ほど破壊されたのは、つい20年前の話だ。

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