見出し画像

港まちベース946BANYAについて【清水視点】

2022年9月よりプレオープンしている「港まちベース946BANYA」の本オープンが、いよいよ迫っております。

4月のオープン前までに、すでに来場者2000名をこえている釧路のあたらしいコミュニティスペース。

今回は、この「共創の場」がどのようにはじまり、清水が今後「港まちベース946BANYA」と、どのように関わっていくのか?など書いておきたいと思います。


はじまりはローカルメディアから

2014~2016年頃、各地域でローカルメディアの取り組みが数多くうまれました。釧路のなかでも清水は「フィールドノート」という地域にしかない個人店の紹介を中心としたフリーペーパーの制作やイベントの企画などを行っていました。

また現在、一緒に946BANYAを運営している四宮琴絵さん、赤間有美子さん、古地優菜さんの3名でやっている会社「Hokkaido Design Code」も「くしろはてな」というローカルメディアを運営していました。

インターネット革命の時代の真っ只中を生きている我々ですが、おそらく2010年代は「インターネットが普及しはじめた時代」であったと思います。ネット上に地域の情報がそれほど上がっていなかったとき、その必要性を感じた人たちが情報発信をおこなっていた。

また同時期に「くしろフィス」や「HATOBA nishikimachi」といったコワーキングスペースもできはじめ、地域内外から人が集まり交流するようなイベントも頻繁に開催されるようになっていきました。

そうした時代やまちなかの変化など、ローカルメディアの仕事をとおして、それなりに地域を見届けてきた清水の視点で、「今だけ」、「金だけ」、「自分だけ」ではなく、「変わらぬ熱量でまちづくりをし続けている人たち」。それが、「Hokkaido Design Code」さんでした。

デザインコードさんとの出会いや946BANYAについては、こちらの記事も一緒にご覧ください。


946BANYAの立ち上げ。共創するコミュニティを目指して

もともとは、「釧路市のワーケーションを良くしたい」と思い、ワーケーションホームページの制作や、フィッシャーマンズワーフMOO 5Fに開設された釧路市のワークスペースの運営を受託するためのグループ「くしろ未来共創コンソーシアム」が立ち上がりました。

ワーケーションのホームページはコンソーシアムのメンバーで完成となり、次はワークスペースの運営を…!と思っていましたが、なかなかタイミングが合わず。

そうこうしているときに見つかった空きテナントが、現在の946BANYA(旧花ばんや)でした。

「ワーケーションなどつながりのある清水さんのネットワークで、誰か借りてくれる人いないかな?」

MOOを管理する開発公社さんからの声もあり、すぐに連絡したのが四宮琴絵さんです。その内容については前述の記事のとおり。

そこから「共創の場」を目指した取り組みがスタートしました。


地域に刺激をおこすためには?

少し時間を巻き戻して。

清水は2018年から HATOBA nishikimachi というコワーキングスペースを運営していました。

フィールドノートでローカルメディアの仕事をするかたわら、コワーキングスペースの運営をしていると地域内外からさまざまな人たちがやってきます。

2010年前後から釧路の涼しさを求めて長期滞在者として来られている方や、リモートワークで会社へ行かなくても良くなりアウトドア三昧で楽しんでいる方。なかには自然環境に魅せられて、都市部から釧路へ移住した方も。

そうした地域外から来た人たちは、釧路のことをとても褒めてくれるんです。食事が美味しい、素材が新鮮、空気がきれい、景観もいい、自然のスケール感、レトロなまちなみ、などなど。

それを聞いて地元民の清水は気持ちが、ほっこり。
有難い気持ちになるんです。

しかし、地域密着で地元のお店を中心とした取材をおこなっていると、そうではありません。
釧路のまちづくりについて辛辣な意見、観光や経済についての不安や心配の声、北大通の活性化や釧路駅高架化について疑問、などなど。

それを聞いて地元民の清水は気持ちが、モヤっと。
切ない気持ちになるんです。

この「ほっこり」と「モヤっと」。「有難さ」と「切なさ」の温度差。

地域を取材してきた内側の面と、地域へ来られた人たちから見た外からの面。このネガティブとポジティブな雰囲気を「交流」することで空気の入れ替え、地域のムードを変えることはできないのだろうか?

地域に刺激をおこすために、どうすればいいのか?

そういった思いが積み重なり、コロナ禍によってさらに加速。そして、清水自身も変わることを決断します。


これからについて

現在は、「夢中になれるもの」をテーマに、広告や企画の仕事で困りごとを支援をする会社を設立し、まちづくりを中心とした取り組みをおこなっています。

清水自身がチャレンジしていくことは、清水自身のこととしてこれからも続けていきます。

また、港まちベース 946BANYAは、特定の主義主張のない、誰もが関われるニュートラルな空間で「Hokkaido Design Code」さんが契約しているスペースです。(清水は契約者ではなく、運営のお手伝いをしているだけ)

共創の場として「今までの取り組みやノウハウなどを活かしたい」、「このまちに賑わいを共に創っていく」といった思いから、これからも清水は関わっていきますが、基本的には「誰もが利用でき、挑戦でき、本来の自分らしさを発揮することができる共創の場」です。

地域内外問わず、是非たくさんの人たちに利用していただきたいです。


港まちベース 946BANYAはメンバーシップでの応援を募集しています

そんな946BANYAの活動を応援してくれるメンバーを、絶賛募集中です。どうぞよろしくお願いいたします!