日本民謡大観(NHK編)は本当に素晴らしい民謡のオムニバスです。僕は東北篇1と6を持っています。iTunes Storeで買いました。

東北篇1は、友人の十八番オハコだったホーハイ節を、大好きな成田雲竹が歌っているものが入っていて、値段も安かったので買いました。

成田雲竹なりたうんちくは、他に津軽山唄(古調)とけんりょう節も収録されています。こちらも素晴らしい。

日本の北部では、民謡といえば何と言っても成田雲竹だったと、青森出身の父と新潟出身の上司が言っていました。このアルバムの彼の収録曲はどれもアカペラで、成田雲竹の唄の素晴らしさが堪能たんのうできます。
(成田雲竹は初代高橋竹山が伴奏をしたものが有名で、2人のコンビには、他には変えがたい良さがあるのも確かです。↓)

津軽小原節
唄: 成田雲竹、津軽三味線: 高橋竹山

しかしこのアルバムは、成田雲竹だけではなく、他も全て素晴らしいものばかりです。有名な弥三郎節も入っていますが、ここに入っているバージョンは、本当に素晴らしい味わいがあります。

東北篇6は、大好きな秋田音頭が入っていたので買いました。しかし聴き慣れていた女性歌手によるバージョンと異なり

秋田音頭 · 浅野千鶴子 · 浅野和子 · 小野花子

男性による唄で、Muddyな、それでいてユウモア溢あふれるものです。

西馬音内盆踊(音頭)もキタカサッサーと同じような合の手が入り、よく似ていていて、やはりとてもいい。
杓子売唄も合の手は入りませんが、似た調子とユーモアがあるように感じます。興味深い。

西馬音内盆踊り 2017 映像
素晴らしい踊りです

これらを合わせて聴けるというのは、なんとも贅沢ぜいたくです。このアルバムも、全て本当に素晴らしいものばかりです。

日本民謡大観(NHK編)は、全部合わせると、日本全国にわたる2700曲以上のものがあります。

(この記事は以前 Instagram (philosophysflattail)に上げたものを手直ししたものです。)

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