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【別府】魅惑のグルメ 「ポッサム」

別府駅から徒歩5分。やよいてんぐ通りから一歩路地に入った梅園通り沿い。インパクトのあるネオン看板「にんにく」の文字が躍る。

店内に入ると、看板に天井から大量のにんにくがぶら下がっている異様な雰囲気が広がる、ここは元気な女将が人気のお店「高麗房」だ。

「ここ初めてやな?何にする?ここ来るんやったら、蒸し豚。外せないよ。ちょっと時間いただくから、待ち時間に今できたてのこれチヂミ食べとき。」神戸出身の女将が、馴染みの関西弁で矢継ぎ早に話しかけてくる。

勢いに押され蒸し豚(ポッサム)をオーダーすると、食べ方を丁寧に教えてくれた。『サンチュの上に蒸し豚おいて、コチュジャンお好みでつける、ニンニクのかけらこれも乗せてグルっと巻いて。はい、口開けて、あ~ん。どう、おいしいやろ?』私は大きく頷いた。

ここのポッサムは豚独特の臭みが全くなく、脂っこいからと胃もたれを起こすでもない。ペロっと食べれてしまう。

人の懐にスッと嫌味なく入ってくる女将のトーク力と愛嬌にも驚き。心の距離をサラッと縮めてくる。

韓国に留学していた友人いわく、他人に食べ物を食べさせるという行為は韓国人にとっては愛情表現の一つなのだそう。

この店にはラグビーの選手もスタミナをつける為に足繁く通うのだとか。シビアな世界を生き抜くアスリートの食生活の裏には、元気な女将と旨い手料理があった。

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