ゼラチン脳

いよいよ明後日から復職する。心を整えるために、心情を吐露する毎日を過ごしている。

水曜日は精神科の主治医に、木曜日は同級生の友人に、金曜日は保健師さんに、それぞれ同じような話を聞いてもらった。職場の苦手な人のこと、悪い反芻が始まった時に夫が頭に浮かんだこと、それをきっかけに夫への気持ちが激変したこと。

話せば話すほど、曖昧な気持ちが形になっていくような感覚になる。私一人の考えでは足りない部分を補ってもらっているんだと気づく。

火曜日に感じた夫への信頼の気持ちは、今も変わらず持っているけれど、いつかまた消えてしまうかもしれないとも感じている。そこで、感じたままの素直な気持ちを聞いてもらうことで、ぷるぷる震えて今にも溶けてしまいそうだった感情が、少しずつ固まって形を成していくようで。

対話によって凝固剤をもらっているのかも。

ゼラチンは沸騰させてしまうと固まらない。寒天は沸騰させないと固まらない。これを間違うと大変なことになる。

私にとって考えることは有効だけど、ヒートアップすると逆効果になってしまうこともしばしば。もらっている凝固剤はゼラチンなんだろうな。

ゼラチンは60℃程度で溶け込み、20℃以下で固まり、25℃以上で固まったものが再び溶けてしまう。熱し過ぎ注意の脳みそを持っている。焦らず、ゆっくり、思考を巡らせるやり方が合っている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?