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精神科ナースになったわけ #推薦図書

本当は生きたいのなら死なないでください
今はまだもったいないです
心が身体を越えて行く
抑え込んだ本当の気持ちはなんなのか
……でも私も…
自分がどれほど悲しんでるか自分でも知らなかった

お気に入りのコミックエッセイをご紹介。

絵が可愛い。一つ一つのエピソードが短くて読みやすい。患者さんによって症状が様々で興味深い。難しい言葉が出てこないので疲れない。けど、感情移入して疲れる。

あと、コミックエッセイとされているけど、著者の体験ではなく取材して描かれた物だそう。レビューを見ると「エッセイじゃなくてがっかりした」「病院内の様子が現実的じゃない」などの理由で星が少なく付けられている物が多かった。確かにそれも納得だけど、私は事実かどうかという点を重視していないから気にならなかった。色々な人、特に精神科の患者となった人たち=自分と同じところを通った人たち(症状の重さや種類は幅広いけど)の心の動きが知りたかった。

病気してから精神に関する本をいくつか読んでみたけど、これは症状の良し悪しに関わらず読むことができた。あまりにもうつ状態がひどい頃(急性期など)は読書自体できないので除く。

本が読めるところまで回復したけど、まだ刺激的な物は怖い、でもメンタルに関する本が読みたい、という人にはおすすめしたいと思う。けど、読んでる途中で少しでも無理だと思ったら、迷わず読むのを中止してほしい。いつか読める時が来るから、その時を楽しみに取っておいてほしい。私がある程度回復してから読んだ本の中に、これをもう少し前に読んでいたら潰れていたかも…と思った物もあったりした。タイミングを間違えると危険。なので、読書によって自分の状態を知ることができるメリットもあると思ってる。

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