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ビジネスマンのための推薦図書

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ビジョナリー・カンパニー3【衰退の5段階】

人事の小山です。ビジネス書レビューをやっていきます。 ビジョナリー・カンパニー3【衰退の5段階】(ジム・コリンズ著) 1、どんな本なのかこの本は、100年永続する企業とはどんな企業なのかを探るビジョナリー・カンパニーシリーズ(というか、あとから続編が出てきた)の第3弾である。 「ビジョナリー・カンパニー1」では、生存の原則として、100年永続する企業の原則をまとめ、 「ビジョナリー・カンパニー2」では、飛躍の法則をまとめた教科書的な本である。 第3弾、「ビジョナリー・

TCG課題図書50選

経営基本書 1.できる若者は3年で辞める!―伸びる会社はできる人よりネクストリーダーを育てる 2.あなたの会社を永続させる方法 3.母性の経営 4.新卒から海外で働こう!5.ビジョナリーカンパニー6.ビジョナリーカンパニー27.ビジョナリーカンパニー38.ビジョナリーカンパニー49.プロフェッショナルの条件10.イノベーターの条件11.チェンジ・リーダーの条件12.イノベーションと企業家精神13.ネクスト・ソサエティ14.マネジメント15.マネジメント16.マネジメント17

『ネクスト・ソサエティー』は、本当に、「もう古い」なのか?

人事部の小山です。 昨日の記事「ドラッカーのいうIT革命って、ITによる革命なんてものじゃなかった!」にも一部レビューを書きましたが、こちらが完全版です。 前回の『プロフェッショナルの条件』から考える「これからの時代の働き方」に続いて、ドラッカーを考えていくシリーズです。 (読んでいない方は、こちらも合わせてご覧ください。) 今回は、ドラッカーの『ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる』(2002年)を読んで、未来について考えていきましょう。 1

ドラッカーのいうIT革命って、ITによる革命なんてものじゃなかった!

人事の小山です。 ドラッカー研究をする週末です。 『ネクスト・ソサエティ』を読みながら、『イノベーターの条件』も読んでます。 ドラッカーのいうIT革命って、ITによる革命なんてものじゃなかった! って、話していきましょうか。 ドラッカーは、印刷革命と産業革命を例にとっていいます。 ドラッカーがいうには、 グーテンベルクの印刷革命後、50年間は、単に手書きの書物を印刷に、文字通りの焼き直しにしたにすぎなかず、その50年間の起こった変化は、文献が入手しやすくなり、安くなっ

『プロフェッショナルの条件』から考える「これからの時代の働き方」

人事の小山です。 『プロフェッショナルの条件』を読んで考えたこれからの働き方について書いていきます。 『はじめて読むドラッカー【自己実現編】「プロフェッショナルの条件」 ― いかに成果をあげ、成長するのか』 1. こんな人におすすめ激動の時代の中で、個人の働き方をどうしていくのかのヒントを知りたい人に勧める1冊である。 2. この本と他の本の関係 この本は、「はじめて読むドラッカー」三部作の一作目であるが、私は、三作目ではないかと考える。 順番に並べると、 一作目は

『七つの習慣』(西野由花)

ミャンマーの西野由花です。 七つの習慣はスティーヴン・R・コヴィーによって書かれた著名な作品である。本著には社会人としての心構えに限らず、日々の生活においてより高次の人格を持ち自分自身にも周りの人々にもより良い変化を与えることのできる原則とその原則を実践するための意識について書かれている。 本著では、主にインサイドアウトから成り立つ人格形成を重要視しており、特に「影響の輪」という考え方が非常に印象に残った。問題の原因を外ではなく内にあると考えるという考えは日頃耳にすることも

『営業戦略の立て方・活かし方』を読んで_古川泰加

こんにちは。 インドバンガロール拠点の古川泰加です。 今回読んだ本はこちらです↓ 私がこの本を今回読んだのは、挨拶訪問という形でアポを取りお客様を訪問している日々の中で何かヒントが得られないかと思ったからです。「買い続けていただく仕組みをつくる」と表紙に書いてあり、「お客様に選んでもらう・選び続けてもらう」ために自分がまだ知らないことがたくさん書かれているのではないかと思い手に取りました。訪問をし終えた後に振り返りここがよかった・ここがダメで改善が必要だなど、改善フォーマ

『7つの習慣』を読んで(吉田瞬)

トルコの吉田瞬です。 私が7つの習慣を読み終えて覚えた衝撃は、 机の上で散らばっていた無数のパズルピースが次々と組み立てられ形作られていくような感覚 でした。 著者は文中に置いて、 「人格は、言葉よりもはるかに雄弁である」と述べていますが、 私自身、7つの習慣を手にとらなくとも人格が大切であるということは分かっているつもりでいました。 「人の話を聴きなさい。」 「誠実でありなさい。」 「相手を信頼しなさい。」  これらは全て、これまで所属してきた家族や学校、スポーツ

『Learn Better』を読んで

ミャンマーの西野由花です。 今、「Learn Better」という本を読んでいます。 インターンとして色々なことを学んでいく中で この経験をもっと効果的にいかしていきたいと思った為です。 メタ認知さて、この本の中で「メタ認知」が学びには重要であると書かれています。 メタ認知とは、学びを学ぶということ、 自分は一体何を学んでいるのかを理解することです。 例えば簿記なら、なぜ私はこの簿記を学ぶのか、今簿記について何を知っているのか、 などを確認することで簿記そのものへの自

『ビジョナリーカンパニー①』を読んで

バンガロール拠点の古川泰加です。 1から4のうち、今回はビジョナリーカンパニー1を読みました。 どのような企業が「ビジョナリーカンパニー」と分類され、どのような特徴があるのかなどが書かれており、企業(TCG)という組織に所属している一人として多くのことを学ぶきっかけとなりました。 時計をつくること本書の中でも何回か出てくる「時を告げること」か「時計を作ること」という表現があります。 「時計を作ること」は、つまりは「会社を築くこと・組織を築くこと」です。「ビジョナリーカンパ

『メモの魔力』を読んで

インドネシア拠点の中村文香です。 「皆さんはメモの魔力という 本をご存知でしょうか?」 SHOWROOMの前田裕二さんという方が作者になります。 毎日は・・・・私が最近困っていたのが、日頃からアンテナを張り巡らせ、日常から様々なモノゴトに対して、「思考する習慣」をつけることができていないと感じていたことでした。 メモを取るように意識したり、写真や動画で記録を残すようにしたり、 本を読んだら感想文を書くことをマストにしてみたり、色々やってみましたが、続かないし記録が

『ジャック・ウェルチの「私ならこうする」』を読んで

セブ拠点の奥墨愛美です。 まずこの本は、一つ一つジャック・ウェルチェが受けた質問に対して答えていく構造になっており、非常に読みやすかったです。 その回答の中で、私自身が疑問に思ったことも今までにないような内容を新しく考えることができたり、今まさに私が感じていることに答えてくれていたりと、とても勉強になりました。 その中で感じたのは、彼は普通の人が考える視点とは違う視点から物事を見ており、さらに意見に強い自身を持っているということです。 それは彼の今までの生き方や経験に

『経営戦略全史』を読んで

インド・バンガロール拠点の古川泰加です。 今回この本を読みながら難しいなと感じながらも、様々な戦略や考え方を知ることができたと、同時にいかにそれらを普段の業務に、反映させていくのか考えていく良い機会になったのかなと思いました。 多くの戦略が紹介されていますが、その中からいくつかを自分自身に当てはめて考えてみようと思います。 ドラッカーの企業経営の3側面 例えばドラッカーの企業経営の3側面では、 「顧客の創造」(企業は顧客に価値を創造するためにある)、 「人間的機関」(企

『不格好経営』を読んで

 私はDeNAの名前を知っていても、実際に本書に出てくるようなサービスを利用したことが無く、「あーあれね」とはなりませんでしたが、本書は経営者が書いた本として有意義だったと感じています。全体的なストーリーとしては、南場社長の紆余曲折した社長人生となりますね。  とくに面白いと感じたのは、マッキンゼージャパンにいた著者の南場社長が、経営で四苦八苦していることです。 本人も仰っていましたが、経営者になりたいから「コンサルタント」になる、そこはイコールではないということが分かり