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プレゼン・発表の教材研究してますか

 転勤してまもなく一年が立とうとしています。そして今年度の研究授業、公開授業はほぼ発表中心の授業でした。子どもたちが調べたことを発表するのを聞いているだけ・・・それがどうというのはさておき。どの学年でも「もう少し声を大きくしたほうが良い。」とか「すらすら言えるようにしたほうが良い。」とか、そんなフェードバックしかないのはどうだろうか。今一度、発表・プレゼンについて我々教師が身につけさせたい力を明確にしないといけないのではないだろうか・・・

 だがそんな本がない!教育書のところへ行っても、教師のための話す力はあるものの、どうやって指導するかみたいなことは書いていない。そこで、私なりに教材研究をしてみたという話。【二月四日】

※随時更新していく。


プレゼン基礎知識

 プレゼン指導は大きく分けて2つある。1つは、台本。もう1つはスライド資料だ。そもそもプレゼンは何かを子どもたちに教える必要がある。
プレゼンは、聞いてもらう人に何かをしてもらうこと。
つまり最終、聞いてくれた人をどうさせたいのかを考えることが大事である。社会で学んだことなどを聞いてもらうのは発表になる。発表をするのか、プレゼンをするのかを明確にしたい。

①台本

 まず、結論から考える。つまり何が言いたいのか。何を伝えたいのかを決める。次に、根拠を考える。その結論に至る根拠を3つ考えられると良い。また、人間の脳は、ロジックを理解する左脳とイメージや直感、ひらめきを理解する右脳に分かれており、両方の脳を刺激させるために言葉だけでなく、ビジュアルを想像させる。
 これらは、以下のフレームを用いて自分で整理しながら台本を考えると良い。
SDS法:Summary(まとめ)-Details(詳細)-Summary(まとめ)
PREP法:Point(主張)-Reason(根拠)-Example(例示)-Point(主張)

詳しく知りたい人は以下の書籍を参考にしてください。

②プレゼン資料

 いきなりパワポに向かわない!①の台本を作るのに時間をかける。
〜スライドの原則〜
・1枚のスライドに1トピック1分
スライドのデザイン〜
・読みやすいフォント➕色を減らす➕統一感
・重要なことは上に書く。

プレゼン指導

 以下、それを踏まえてどのように指導するか。経験も織り交ぜ紹介します。

①モデルの動画を見せる。

 戸田市で行われたプレゼン大会の動画です。これを子どもたちと見て、文字起こしをして「何が良いか。」「工夫しているところ。」を話し合います。

②台本作り

 上記で説明した結論ー根拠を明確にしながらピラミッドチャートで整理しながら、書かせます。付箋を使って話す順序も整理しながら指導していきます。

https://president.jp/articles/-/25226?page=1

③スライド作り

 子どもたちにある程度の操作を指導すれば大丈夫です。上記のスライド作りで大事なことだけ教えましょう。

④反復練習

 私の経験ですが、子どもたちにスライド作りをさせると一生やっています笑
そうならないようにするために、スライド作りには時間制限を設け、それ以上はスライドを作らせないことも一つ大事なことになるかもしれません。それよりも何度も何度も言わせることが重要ですが、そのためのモチベーションは子どもたちは低いです。動画で撮ったり、グループで見せ合ったりして練習させるのが良いかも知れませんね。

まとめ

 今後、調べたことや学んだことは随時更新して学びを広げていこうと思います。
いいねよろしくお願いします。



以下、めちゃくちゃ良い動画を見つけたので紹介しておきます。
(私が後で見たいからでもありますが・・・)

今日はここまで

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