『比べない子育て』が大切 - The Importance of "Parenting Without Comparison". -
子どもたちには、それぞれ豊かな個性がある。
私はそう思って子育てをしています。
長男はゲームが得意で次男は独創的な絵を描く、長女はかわいいが最強。
みんな違うから個性が光る。だからこそ、その個性を大切にしたいです。
本日は、子どもの個性を大切にするうえで『きょうだいで比べない』ことが重要という話をします。
この話は、メリンダ・ウェナー・モイヤーさんの著書『うちの子、このままで大丈夫?がスーッと消える 科学的に正しい子育ての新常識』を参考にして、私の考えをまとめてみました。
比べない声かけ- Speak to them without comparison. -
親として、子どもの個性や長所を褒めることは素晴らしいことです。どんどん子どもを褒めるべきだと思います。
しかし、子どもを褒める場合に気をつけることがあります。それは『きょうだいで比べない』ことです。
比べられることで、子どもは以下のようなことを感じます。
親からの批判された
これは○○くんの得意なことだから、自分には向いていない
無意識に「できない」と思い込む
子どもがこのような感情を抱くと『自己肯定感の低下』や『きょうだいへの嫉妬』へとつながる恐れもあります。なので、子どもを比べないことが重要なのです。
たとえば「お兄ちゃんより早くできたね」「お兄ちゃんは妹より○○の才能があるね」などと、きょうだいで比較する褒め方はNG。「○○くんは絵を描くのが大好きだね」のように個人に焦点を当てて褒めてあげましょう。
また、比べない褒め言葉でも注意が必要。それは、きょうだいと一緒にいる場所で、ひとりの子どもの得意なことを特別に強調することです。褒められていない方の子どもは、間接的にですが「比べられている」と感じてしまいます。
振り返ってみると - In retrospect. -
数年前の話ですが、「長男と違って、次男は絵が得意だね」という感じで次男の絵を褒めていたら、長男が家の中で絵を描かなくなりました。当時の私は「長男は絵が好きじゃないから描かないだけ」と思っていましたが、長男は「比べられている」と感じたのかもしれません。
あのとき「比べない言葉で褒められたら、違う結果になっていたのかも」と反省しています。
また、子ども自身も「○○くんよりすごい?」みたいに聞いてくることもあります。そのときは「○○くんよりできるからすごいんじゃない。がんばれるあなたがすごいんだよ。すごいに○○くんは関係ないんだよ」という風に伝えています。
このように、今ではできるだけ『比べずに最大限に褒める』ことを意識して子どもに声かけするようにしています。
しかし、気を抜くと「今のは比べていたかも」と気になってしまう言い方をしてしまいます。自分の受けた教育環境や、今までやってきた子育てが抜けきらないからでしょう。
「It's natural to fail!(失敗して当然)」ぐらいの気持ちでがんばろう。
これからも『きょだいを比べない声かけ』で子どもを褒めていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ー Thank you for reading to the end. ー
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