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『アンチャーテッド』見た直後の雑感

ユナイテッド・シネマ浦で『ゾンビランド』シリーズのルーベン・フライシャー監督作品『アンチャーテッド』を見てきました。




プロデューサーが「アンチャーテッド」の映画化の権利を2009年に買い、監督が巡り巡ってルーベン・フライシャーになったという、製作過程から執念のトレジャーハントムービー『アンチャーテッド』。

見てみれば、やはり『インディー・ジョーンズ』シリーズやニコラス・ケイジ主演の『ナショナル・トレジャー』シリーズなどのいわゆる“トレジャーハントもの”の王道を受け継いだトム・ホランド主演版『ナショナル・トレジャー』で、斬新さこそはないがわりと楽しめた。

『インディー・ジョーンズ』シリーズや『ナショナル・トレジャー』シリーズとの最大の違いは主人公ネイサンが教授とかではなく、ただのバイトのバーテンダーということ。その上スキルは盗みのみ。ただし、ネイトの兄サムがトレジャーハンター、ということでそのサムの相棒だったトレジャーハンターのサリーが消息不明になったサムの代わりに相棒として抜擢し、トレジャーハントの旅へ、というのが導入。

で、そのトレジャーハンターにはやはり付け狙う敵がいて、その敵方との宝探し勝負。途中、スペインのバルセロナでサリーの仲間という女トレジャーハンターのクロエも加わったり、ネイサンが次々と気付きから謎を解明する。途中で罠があったり、窮地に陥ったり、裏切ったり、とまあ「トレジャーハントもの」の王道をなぞりながら展開。

それにしてもトムホが演じるネイサンは『カクテル』のトム・クルーズみたいな雇われバーテンダーなのに、あんなにいきなりアクティブに動けたり、聡明な謎解きが出来るのか不思議でならないが、そこを無視して見れば、王道のトレジャーハンター映画を存分に楽しめる。

敵方の女トレジャーハンターのブラドックはダガーナイフを巧みに使った非常なキャラで、敵としてはまあまあだし、途中から加わるクロエの峰不二子的な動きも悪くない。

しかしながら、主人公のネイサンのキャラが薄い。そこはもう『スパイダーマン』のホームシリーズの主演のトム・ホランドが『スパイダーマン』以外で活躍するアクション映画として見る以外なく、それはそれでいい。けど、今後シリーズになりそうな展開だから、やっぱり『インディー・ジョーンズ』や『ナショナル・トレジャー』と比べるとキャラの弱さが気になる。

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