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人類の知恵に学ぼう 日本の仏教「浄土宗」

浄土宗(じょうどしゅう)は、大乗仏教の宗派のひとつである。浄土信仰に基づく日本仏教の宗旨で、法然を宗祖とする。鎌倉仏教のひとつ。

浄土宗も浄土真宗も難しい仏教の知識や厳しい修行は一切不要とし、ただ
ひたすら念仏「南無阿弥陀仏」を唱えれば誰もが極楽浄土に往生できるという「専修念仏」の教えです。

「南無」とは心から信じて、よりどころ(帰依)とするという意味で、「阿弥陀」は量りしれない光を持つものという意味になり「私は阿弥陀仏に、心から帰依します。」という事になります。

また、どちらの宗派も阿弥陀如来を本尊とし、「無量寿経」「観無量寿経」「阿弥陀経」の3経典からなる浄土三部経 をよりどころとしています。

浄土宗(鎮西派)では念仏を10回唱える「十念」という作法があり、より多くの念仏を唱えることで阿弥陀仏によって救われると説いています。

一方で浄土真宗では数ではなく、念仏は阿弥陀仏の働きそのものであるから、一声、一声によって私たちを救うと説いています。

浄土真宗では仏教に帰依する証として受ける「受戒」がありません。よって仏門に入った際は「戒名」ではなく「法名」が与えられます。

阿弥陀仏の本願の働きによって救われるのであって、自分自身はそこに介入
することはなく、「戒」を授かる必要はないと考えるためです。

浄土宗では「般若心経」を唱えたり写経したりしますが、浄土真宗では行いません。

~© うすきめぐり 2020 より抜粋


浄土宗の主要な寺院:総本山:華頂山知恩教院大谷寺

大本山:増上寺、金戒光明寺、百萬遍知恩寺、清浄華院、善導寺、光明寺
善光寺大本願

本山:蓮華寺  特別寺院:誕生寺、光照院門跡、得浄明院、三時知恩寺
京都が多いですね・・・。

浄土宗のお経は、僧侶だけがとなえるものではなく、どなたがとなえてもよいものです。基本となるお経は「日常勤行式」と呼ばれ、日常でとなえるもの、言い換えると毎日となえるお経です。

読経により、あの世とこの世が結びつき、お念仏の功徳を分かち合うことで、大切な方と思いを共有できるのです。

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