今度の休日に友達と予定を合わせて映画『夜明けのすべて』をみに行くことになった。
原作本も読んで、この作品はわたしの大好きなものになった。
映画も楽しみなのでYouTubeで予告編を見まくっている。予告編を見ていると

「わたしは自分のことがよくわからない」
「自分ではどうしようもないことが多すぎる」

というセリフが主人公2人の口から静かに告げられる。

シンプルで短い文章だけれどわたしにはズドーンって心にくる一言だった。

パニック障害もちのわたしは　“なぜか” 人が自分の後ろにいる状態や逃げられない状態になると目眩や過呼吸、不安感に襲われて気が遠くなってしまう感覚を引き起こしてしまう。不安障害もあるから、どうでもいいような小さなことを一度思いついてしまうと自分でも「そんなことを考えたって無駄だ」とわかっていても不安に脳や心が支配されてしまってどうしようもなくなる。

いずれもわたし自身の身体のことなのに、わたしはわたしの体の中で何が起こっているのか正直あまりわかっていない。つまり、わたしもわたしのことがよくわからない。
ただそういうところがあるとしか考えていなかった。

それに発作が起きるとその日は丸一日気分が落ちてしまって何もできなくなったり外出ができなくなったり気分が悪くて周りに不機嫌そうにしてしまう。一度不安に囚われてしまったらその不安から逃げることも忘れることもできない。どうしようもないことなのかはわからないけれど、今の自分の脳ではどうしようもないこととカテゴライズされていることだ。

あとは、他の人から見るわたしという人間像。
その相手が作ったわたしという人間にわたしは深く傷つけられる。
「元気そうじゃない！よかった！もう今まで通り活動できるでしょ？」
そんな言葉にわたしの心はまた深く暗いところに沈んでいく感覚がする。
“元気そうにしていること”    ＝　“わたしはサボっているように見える”
とわたしの脳内では解釈されてしまう。わたしは何かどうしようもなく悪いことをしているような気がしてくる。

でもそう言ってくる相手はわたしの生活を24時間近くで見ているわけじゃないからそう思われても仕方ないよねって思う。また　“どうしようもないこと” が。
でもどうしようもないからって言って自分の心に留まらせておくことは悔しい。
だからここに書かせてください。わかってくれる人にだけわたしのどうしようもないと思うことを理解してほしい。わがままだよなあわたし。

なんかまとまりのない文章だけど、最近感じたことでした。

映画、とっても楽しみだな( ◠‿◠ )