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エンタメの底力(ライオンキング、水曜日のダウンタウン)

ふいに思い立ち、突発的に名古屋四季劇場でライオンキングの舞台を観てきた。

圧巻。

プロ。

いろんなプロを感じ取った。

ライオンキングのストーリーはある程度知ってたはずだけど、よく観てたのはエンタメを志す前だったからなのか、グサグサと胸に刺さった。

今、少々災難が続いてたこともあり、本当に力をもらえた。





勇敢と軽率は違う

この世は全て微妙なバランスの上に成り立っている

これまでの王たちが星空になり、お前を見守ってる

心配ないさ

父さんに怖いものはないでしょ?

俺はお前を失うことが怖かった

ハクナマタタ

スカーにバレなきゃいいんだよ

過去から逃げるか、過去から学ぶかのどちらかだ

僕が王だ






どの言葉もこちらへ凄く語りかけてきた。

エンタメの持つ力は凄い。

いろいろと思い込んでいたけど、そういったものを全部プラスに変えてくれた。

なかったことにするというよりかは、自分がこれまでの人生やここ最近で経験してきたもの全部をプラスに変えてくれた。

プラスに変えて、まるでなかったことのようにしてくれた。

ミュージカルとか、芝居とか、音楽ってのにはこれだけの力が秘められているんだということを改めて思い知らされた。



作り手として学ぶこともいろいろあったから、ただ感動するだけではダメで、それもまた書く必要があるんだけど、今はエンタメの底力について書きたい。学びについてはまた今度。





話が脱線するけど、最近これまでの28年間の自分の価値観や考え方を変える出来事がいくつかあった。

本当にいくつか理由が重なって、そう思うに至ったのだが、ポジティブな理由の一つに「水曜日のダウンタウン」がある。ここでもまたエンタメ、それもお笑いが関係している。

SNSでも話題になってた、女性タレントを大喜利芸人軍団が遠隔操作してたら、出演者よりも笑い取れる説ってやつだ。

まず、面白すぎた。いろんな感情を全部笑い飛ばしてくれた。こんなに面白くて笑ったのは久々だった。本当いつ以来だろ。






覚えている範囲で言うと、めっちゃ昔の、クイズタレント名鑑という番組の、検索ワードクイズという、「一つずつ表示される、次の5つの検索ワードで検索されている芸能人は誰でしょう?」を当てる早押し(大喜利)クイズコーナー以来だった。

ある時の放送回で、検索ワードクイズの一つ目の検索ワードとして、「死刑確定」というワードが出た瞬間に、有吉弘行さんが速攻でボタンを押して、即答で「蛭子能収」と答えた時以来の大笑いだった。

なぜ、そんな光の如き速さで「死刑確定」→「蛭子能収」を答えられるんだというのが面白すぎて、本当に腹が捩れるほど笑ったのを覚えている。笑

その前で言うと、

上方漫才大賞奨励賞の時の千鳥さんの「クセがすごい」

R1決勝のチュートリアル徳井さんの「パンティ頭から被って熱く語るネタ」(←文字だけで見たら、どんなネタやねん笑)

アメトークの「小杉いじりたい芸人」の回

M1の笑い飯さんの「鳥人」

ガキ使の「ダイナマイト四国」

もっと前で言うと、千鳥さんの「お主」
(←このネタ実は藤井が小学生の頃からあるネタ!!その時見た衝撃は忘れない。ずっと同じボケしてるんやもん。笑)

陣内智則さんの「羊が一匹」
(他にもっと好きなネタもあるけど、小学生の頃に初めて見た「エンタの神様」で、初めて陣内智則さんを見た時の、このネタの衝撃は忘れられない。)

とかは大爆笑した記憶があるなー

て言ってもパッと出てこないだけで、他にも同じレベルの大爆笑はいっぱいしてるんやけどね。








で、そんな大笑いの企画で、嫌な気持ちとか全部吹き飛ばしてくれたわけだが、

麒麟の川島さんや、千原ジュニアさん、笑い飯の西田さんとかを見ていて、こんなに凄い人たちでも、きちんと周りを見て、和を乱さないように空気を読んだ行動をしている。

そして顔がとても優しい。言葉もとても優しい。

何藤井如きが尖ろうとしてるんだ。もし尖りたかったら、最低限彼らと同じレベルの笑いを生み出せるぐらいになってからにせえ。

と、そう思った。

3人とも昔からすごく尊敬している人だったから、余計にそう思えた。




また反対に、YouTubeに誰かがアップロードしたテレビの生放送かなんかの映像で、芸人Kさんが芸人Sさんの息子のことを少しバカにして、Sさんがめちゃくちゃキレてるのを見て、反面教師にもした。

息子をバカにされて黙ってられない気持ちもわかるし、きちんと息子に注意せえっていうKさんの言うこともわかる。
でも、どちらもええ歳した大人がやることじゃないよな。

と思うと同時に、自分もこんな節があるんじゃないかと少し怖くなった。それも考え方や行動習慣を変えようと思った理由の一つである。





自分はこれまでは島田紳助を尊敬して生きてきていたし、最近では西野亮廣を尊敬して生きていた。

両者紛れもなく天才で学ぶべきところが多いのだが、喧嘩っ早すぎるし、何かと悪い意味でも話題になりすぎる。

きちんと今の僕自身の状況と状態や、自分という人間の器に合う形で、彼らの生き様や考え方を取り入れることができていなかった。

サラッと書いてるし、あんまりいい感じの書き方もわからないけど、今地味にめっちゃくちゃ大事なことを自分で書いてる気がしている。






尊敬することは大切だし、誰かに近づこうとすることも大切。

紳助さんだったら上岡龍太郎さん。
西野さんだったら立川志の輔さん。

藤井が尊敬している2人でさえもまた、誰かを尊敬して、あのレベルにまで至った。

でも、やっぱり忘れちゃいけないのは自分自身をきちんと見ること。






僕は今、紳助さんや西野さんとは全く違う生き方をし、これからもおそらく全然違う生き方をする。

走るスピードも全然彼らには追いつけない。

そんな人間が、紳助さんや西野さんの良いところを吸収し、普段の生活からゴリッゴリにその吸収した価値観や生き様を出していくと、やっぱり不和や違和感が生まれる。

尊敬して、少しでも多くの良いところを吸収するのは何も悪くない。あの人らはそれはちゃうやろってとこも多いから(笑)、良いところだけをたくさん吸収すればいい。

ただ、吸収した価値観や生き様をそのまま出すのは良くない。

出し方を考える必要がある。

そう思うきっかけを、麒麟川島さん、笑い飯西田さん、千原ジュニアさん、という昔から尊敬していたお三方が教えてくださった。

ほんま、「ほぐした赤LARK」って何やねん。笑
後、その3人ではないけど、「木工ボンドいっときますか」と「矢田さんの削り歯茎」はアホすぎるやろ。笑
「盛山のディアゴスティーニ」もセンス良すぎるし。笑

と、そんなこんなでここ数日はエンタメからめちゃくちゃパワーをもらった。

エンタメの底力を思い知った。




月曜日に、藤井は自分が会社のルールを無視して自由にやっていたことの処罰が何かしら下る可能性もあるけど、何もなければ何もない。下手すればえらいことになる可能性もある。

エンタメからたくさんパワーをもらった今の藤井はもう前を向いている。(開き直っている?笑)

「もう起こってしまったことは事実だから、朝早くに出勤し、身なりも整えて、直接総務課に行って朝礼前にきちんと謝罪しよう。

だって考えたところで、もう仕方がないんだから。誠心誠意謝って、少しでも情状酌量や軽い注意だけで済まされる確率を上げにいくことしかできないんだから。」

開き直ってるというよりかは、今自分にできることを最大限やろうという覚悟である。





なんとかなるはず。

こんな時のために、シンバが僕に語りかけてくれていたのかな。

心配ないさ。

よし、前を向こう。

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