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人間関係が原因…三好春樹「関係障害論」のメモ 【a late care-worker's DRAFT 03】

2018年12月28日に、介護サービス科の同期に年末年始のあいさつ代わりに発信した、三好春樹氏の「関係障害論」についてのメモです。

介護の現場で起きる介護する、される双方に起きるトラブルの原因をそこで動いている人間関係にみてゆきます。(人間)関係に障害があるからトラブルが起きるということです。

三好春樹氏については、「前説」で書いているのでここではふれません。

前説にも書きましたが、介護やケア関係の本というのは、星の数ほどあり、とても全部は目を通せません。長年の本読みの直感で、分野や立場の違う人を選んでなるべく広く浅く漁ってゆき、引っかかりがある本を読みこんでゆきます。

三好さんの著作は、介護について日本語で書かれている最良の本だと思います。日本語がわかりやすく書かれているということだけでなく、日本で育ったひとの無意識に射程が届いている気がするからです。
別の表現で言うと、日本語が面白い。

逆に言うと、外国語に翻訳しにくいだろうなと思います。

人間関係から介護(=ケア)を見てゆくのは、一見ユマニチュード的ですが、そこにはゆかず、もっと土着の思考に目を向けてゆくのが、三好さんの素晴らしいところです。

一度、謦咳に接したいと思ってますが、残念ながら、まだ、実現してません。

 

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