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『文学フリマ東京37』(東京流通センター 流通センター駅)

11/12(日)に、東京流通センターで開催されていた『文学フリマ東京37』にいってみました。
入場は無料とのことでしたが、入る時に目立つところにシールを貼って欲しいとのこと。
文学フリマに行くの自体が初めてなので、とりあえず会場を端から回ってみることに…
このイベントの告知をしていたラジオ番組の企画本のジンを購入はしようと思いつつも、調べずに色んなブースを覗いてみることに…

ブースには個人やグループで出している人達や、出版社やジュンク堂などの本屋なども出店していました。
グループは文学や詩歌のサークル、大学のサークルなどが結構出店していました。
(詩とか短歌とかを書いている人って、こんなにいるのかと、ちょっと驚いたりしました。)
個人での出展は、いかにも個人制作といった感じの手作り感溢れるものから、文学賞などを受賞した本職の人までが出品していました。

文学をテーマとしたイベントということもあり、店の前に行ったとて、ぱっと見では内容が判断できない…
なので、気になったタイトルや表紙、出展の雰囲気などから、後は本を手にとって本人の前でしばらく読むという不思議な時間が発生したりしました。

自分の作った世界観をわかって欲しいとの気持ちも強いせいか、わりとフランクに話す雰囲気もあったりしました。
作品を手に取りながら、どういった狙いで書いたのかとか、作品についての話など聴けたりしました。

会った人たちのことをザッと書いてみると…
個人制作の本を出版したという女性は、一見アナログな雰囲気の柔らかい画風で、絵本の賞を取っているとのことでした。絵を描くのにパソコンのソフトのPhotoshopを使って、液晶タブレットが壊れるほど、点を打ちまくって書いたとか…
世界の料理を研究しているという男性は、世界中の色んな時代や地域の料理を実際に作って、そのレシピと写真を本にまとめていたりしました。古代スパルタ人が食べていた食事とか、ルネッサンスの頃のイタリアの食事とか、その他にもアジアやアフリカの様々な自体の食事についての本を売っていました。
その他、蟹が探偵の物語を描いている人や、名刺サイズの紙に活版印刷で小説書いて何枚かを束ねて売っている人などがいました。

と、書いてて気が付きましたが、内容が濃いので、テキストに起こし始めると凄い量になってしまいますね。
色々と気になったブースや人が他にも沢山いたのですが、このくらいにしておこうかと思います。

今回のイベントでは、マグマのように溜まった日本の中にある文化的なエネルギーのようなものを感じました。

などと感じつつも、近頃の本屋の潰れ方についても考えてしまいました。
最寄駅にあった街の本屋が潰れ、レンタルビデオ店に併設された本屋だけになり、そこも数年で潰れてしまいました。隣の駅にあった街の本屋も今年の夏に潰れて、もう一つの隣の本屋も潰れて、どちらの駅にも、街の本屋さんはなくなってしまいました。

ものを書くとか、本を出版するということの意味が変わって来ているのではないかとか、そんなことをぼんやり考えたりもしました。

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