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『ザ・スーパーマリオ・ムービーズ』(3DCG映画)

視聴環境:Amazon prime video

※ネタバレします。

【内容】
配管工をする兄弟マリオとルイージが、異世界に迷い込み悪のモンスターのクッパを倒す。
大ヒットゲーム『スーパーマリオブラザーズ』を題材とした劇場用3DCG映画。


【感想】
全世界的に大ヒットしていると聞いていたのですが、アマプラで配信されていたので、
予想に反して、よく考えられていて面白かったです。

どのキャラクターも、日本人的に見てちゃんと可愛いのも、個人的に観やすくて良いなあと…
ディズニーとかの訪米圏のキャラクターは、近年になり日本人的な観点でも抵抗なく可愛いと思えるようなものが増えて来ていますが、ここら辺は日本人ならでは感覚なのかも知れないなあと感じました。

あと、馴染みのある展開やシュチュエーション、キャラクター配置などがてんこ盛りで、それも見やすく感じさせる要素であると思いました。
日本のスポ根漫画的な展開とか、悪役のクッパが日本の少年誌的ないじめっ子キャラ(ジャイアンを凶悪にしたような)だったりとか…
(クッパが、ちゃんとジャイアンリサイタル(?)したりしていたりもしました。)

日本の70年代とかの子供向けのアニメ映画的なものの、現代的な最高クオリティーのものいった印象を持ちました。
完全にコメディーに振って、かなり低年齢層でも楽しめるように工夫しているなあと…
あんぱんまん的物語をしっかりお金と時間、環境を整えて作ったという感じでしょうか…
子供向けだが、子供騙しじゃないみたいな…

あと、ゲーム的な予想も盛りだくさんで、『ドンキーコング』に『マリオカート』を扱ったエピソードがあったり…

マリオが冒険者である主人公であり、バディーがピーチ姫だったりして、やたらに強いのも今風だなあと感じたり…
逆に後半まで、ルイージが救われるべきお姫様的な立ち位置にいるのも面白いなあと…

色んな映画からの引用を想起させるわかりやすい設定とかシチュエーションも、この映画をとっつき易くしていると感じました。
冒険の作りがインディージョーンズ的だったり、ドラゴンボール的だったり、ラストはマリオがクッパにライダーキック(?)するとか…

かなりご都合主義な作品といえば言えるのですが、ちゃんとエンターテイメントしていて、大人が観ても楽しめました。
可愛さとセンスの良さ、あとアメリカの80年代ポップスをわかりやすく使っているのと良いなあと感じました。
深いテーマ性とかがあるのかというと、特にはないような気もしますが、これはこれで良いのではないかなあと感じました。

https://www.nintendo.co.jp/smbmovie/index.html

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