人とは、会える回数が決まっている。

ぼくは今、東京に住んでいて茨城の実家には3ヶ月に1度くらい帰省するのだけれど、その度に、両親にはあと何回会えるんだろうと頭をよぎる。
さらに一人で暮らしている90を過ぎたばあちゃんには、あと何回会えるんだろうとも思う。ばあちゃんなんか、お盆と正月くらいしか会わないので、仮に100歳まで生きてくれたとしても、20回くらいか。今この「20」という数字を打ち込んで胸が締め付けられそうな思いになった。なるべく帰ろう、会いにいこう。

東京に出てきて10年以上が経った。その間にさまざまな人に出会った。一度会って、「今度飲みましょう」なんて社交辞令をかましたまま、結局、一度も会っていない人もたくさんいるし、何年も疎遠になっていた人と、ふとしたキッカケでまた縁が復活して遊ぶようになったこともある。

思うに、出会った人とは、人生の中で会える回数というのが、すでに設定されているのではないか。Aさんは1回だし、Bくんは100回、Cちゃんは100023回というように。

そう考えると、別れてしまったかつての恋人とだって会える回数が決まっていて、その回数に達したために、別れてしまったのだ。大学時代に仲がよかった親友に、社会人になってから一度も会ってないことも自分の仲で納得させてあげられることができる。ちょっとだけ、対人関係が楽になる考え方ではないだろうか。


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