【良質なサービスの裏側で】

この記事を読んだ時、旅中のあるエピソードを思い出した。

【日本と海外におけるサービスの違い】

2年前にモロッコを訪れた際、一人の老齢の旅人と出会った。その人は日本人だが、数年前にタイへ移住し、時間を見つけてはこうして一人で世界を旅しているという。
これまで回った国についてお互い話をしていると、いつしか日本と海外におけるサービスの話題になった。

「海外のスーパーだとレジの前で長蛇の列ができてい

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【書評】重松清 「隣人」 ――先輩たちの事件簿――

直木賞作家によるノンフィクション。池袋通り魔、てるくはのる、新潟少女監禁、和歌山毒カレー、西鉄バスジャック……。当時小学生以上の世代なら懐かしさを覚えるであろう世紀末に起きた日本の凶悪事件の数々を取り上げている。けれども事件ルポ一直線ではなく、骨休め程度に「愛する二人 別れる二人」のヤラセ騒動やペットロボ「AIBO」などのくだけた話も扱っている。ゴーン元会長による大量リストラの憂き目に遭った人々を

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#40 復興地蔵尊@湯島

人々を苦しみから救ってくれる存在として、古くから日本人に親しまれてきたお地蔵さま。
子どもの頃からいつも側にいる、ちょっと不思議な守り神を探す「お地蔵散歩」。
きょうもお地蔵さまを探しながら歩いています。

僕がイメージするお地蔵さまにピッタリのたたずまいなのが湯島にある復興地蔵尊だ。湯島天神へのぼる石段の下にある。

階段下に2体のお地蔵さまがいらっしゃる。湯島天神の坂は男坂と女坂があるのだが、

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大西連さんが新著『絶望しないための貧困学』にかける想いをnoteに綴っている。1冊目に伴走させていただいた者としてすごく胸が熱くなる。ぜひ、読んでください。https://note.mu/ohnishiren/n/n4ed34d4d13d9

#039 サンマルコ@新橋

大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。
ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。
真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。
懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。

ニュー新橋ビルというのが新橋駅前にある。SL広場のすぐ隣だ。かつてこのビルにはナポリタンを出すお店が多く入っていた。

2015年当時、僕はこのビルのナポリタンを食べ歩いた。まずは、一

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身内に売っても広がらない。

僕はプライペートでZINE(『CoiCoi』というカープ女子をテーマにした自費出版雑誌)を2冊作った。クオリティの高い雑誌にすることはもちろんだけれど、それ以上に、流通させること、そして、いかに知らない人に買ってもらうかに意識を置いた。

だから、文学フリマやデザインフェスタ、コミケなどのイベントにもたくさん出展したし、本屋への営業もかなりした。おかげで、全国にあるインディペンデント系の本屋につい

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ルポ:承認欲求が限界に達したのでヘッドスパに行ってきた

蒸し暑い。
狙ってる男からのラインも来ないし、なんなら誰からもラインが来ないし、消防点検に来たおじさんには汚い部屋と下着を見られるし今日も今日とて光が見えない!

こんな時は風俗にでも行きたい。
風俗で人間性を認めてもらって肉体的にも癒されたい。
でも風俗に行く勇気はない!

なのでヘッドスパに行くことにした。

美容院のシャンプートリートメントって実質ソープランドじゃね?と思い立ったのであ

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『インハンド』に出演していた松下優也さんを近くで見たくて『黒白珠(こくびゃくじゅ)』観てきました☺

⚠うっかりネタバレするかもしれないので自己防衛してください⚠

 シリアスなタイトルだけど、笑いもあり『長崎弁』の会話が最高でした。最初、長崎弁を聞き慣れていないから、どうかなーって思っていたけど気にならなかった。そして、ポスターの印象と違い、長崎弁のほのぼのシーンが多くて観客席もけっこう笑っていました。もちろん、うるっともきましたよ。

 後から知ったのですが、最初のあらすじから大幅に改変された

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東南アジア成長のカギは、経済回廊が握っていると信じて疑わない私。

毎年8月下旬にタイで発行するビジネス年刊誌「WiSE Biz(ワイズビズ)」。その中で、ここ数年続けているのが、東南アジアの中でも陸路で繋がる、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム、タイ(CLMVT)と中国雲南省を結ぶ、東西、南北、南部、東部といった道路網(通称:経済回廊)の取材。

タイとCLMV+中国を結ぶ物流網が広がる一方で、将来の発展を見越した回廊沿いから外れた開発も進んでいて、経済誌

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