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映画独り言。(SF特撮映画セレクトin名古屋 vol.4@シアターカフェ)

撮影でお世話になった監督さんに誘われて、SF特撮映画セレクトへ行ってきた。
名古屋にあるシアターカフェさんはとてもアットホームなお店。2階が上映スペース、1階がカフェとなっている。
座り心地のよいソファが並んでいて、リラックスして映画を観ることができるスペース。

今回のイベントは13時半から18時までと長丁場。まだ首の調子が完全ではなく、同じ姿勢を保つのが難しかったので前半のみ参加させていただいた。
とても面白い作品ばかりだったので、感想を少しずつ書いてみる。

『魅力発見!タコと港町の下津井』(2022年/5分)ももたりょう監督
米子映画事変3分映画宴グランプリというこの作品。
最初はローカルPRビデオ的なノリで始まる。マダコで有名な下津井が舞台。
アットホームな雰囲気かと思いきや、途中で巨大タコが現れる!
みんなの大切な船が!家が!なんて恐ろしいの・・・・・!!!
衝撃のラストを見終えると、隣の席の方が「なんて良い映画なんだ・・・」
と呟いた。地域愛あふれる特撮映画だった。タコ可愛い。

『惨殺巨獣バリギュラー』(2021年/19分)岩村高志監督
落ちてきた隕石に得体のしれない怪獣が潜んでいた・・・?
しかも惨殺、巨獣・・・
建物を破壊しまくる、燃やしまくる、なんて狂暴なんだ!
しかもVFXじゃなくて本当に燃やしてない?
上映後にお話を伺ったら特操担当の方が爆発が好きで・・・
とのこと。素晴らしい。
ミニチュアをバキバキ壊しまくる姿を見て、バリギュラーの中に入りたくなってしまった。
Youtubeにあるメイキングビデオを拝見したが、とんでもない労力だ。ぜひ次作も期待したい。

『地雷大怪獣イヴァラ‐case of extra-』(2022年/7分)黒須祐基監督
これは本当に自主制作なのだろうか?と思うほどのハイクオリティなVFXを駆使されている。
調べてみるとCG Worldに掲載されている!7年かけてほとんど一人で制作したという。言葉が出ません。
一体どの3Dソフトを使用したのかとても気になっていたが、ほぼMayaであった・・・Zbrushじゃなかった・・・群衆もデジタルエキストラ。
メイキングを見るのが大好きなので、Youtubeにあってとても嬉しい。
VFX好きな方は是非↓
VFXアナトミー
足かけ7年。CGアーティストがつくった自主制作怪獣映画『地雷大怪獣イヴァラ-case of extra-』

『BLOOD BLADE』(2019年/16分)岡田広監督
今回MCを担当される予定だったカメレオールさんの代わりにMCをされていた監督。(カメレオールさんは飛んでくるのかと思いきや新幹線利用だった)
福井県で活動されているとのこと。福井には沢山役者さんがいて素晴らしいアクションが披露されていた。監督も演者として登場し、緊張されていたMCとは全く違いとてもカッコよく演じられていた。刀のアクションに加え、ガンアクションも。自主制作でこういった映画が作れるのはとても羨ましい。私もアクション撮りたい。

『ニューホライズン』(2021年/15分)市原啓監督
こちらは岐阜の「MKE映画祭」ですでに鑑賞していた作品。先日、監督には撮影でお世話になっていて、このイベントにお誘いいただいた。
やっぱり自分の知っている街が映像に出てくるとテンション上がる。
しかも、アクションあり、特撮あり。軽快な音楽にのせてテンポよくストーリーが進んでいく。なぜか笑っている人もいたり。謎めいたSFの世界へ導いてくれる。
ラストシーンはなんと、入院中で採血しながら撮影したという猛者である・・・
上映後は自前の銃を披露し、実際に撃つパフォーマンスも。
シアターカフェさん寛大だ・・・

バーン!

演者の方にもお会いできて嬉しかった。

私が鑑賞したのは5作品。どれも個性あふれていてとても楽しかった。


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