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#2 地球の恵みを育む一次産業の魅力

4年間のドイツ生活から帰国し、奈良クラブでプレーするも24歳で初めて契約満了の通達を受けました。様々な感情を持ち移籍した先が当時地域リーグに所属していた沖縄SVです。

2020シーズン
新型コロナウイルスの感染拡大により中止


2020年、今から4年前のことです。
新型コロナウイルス(COVID-19)の拡大が止まらない状況にあり日本経済に大きな影響を与えました。

各イベントは中止になり、飲食業や小売業の減収、観光業は強い打撃を受け、製造業への供給チェーンの混乱。
多くの事業が休業となり長い自粛生活が始まりました。

ただ、今となれば新型コロナウイルスの発症により多岐にわたる経済への影響をもたらしましたが同時に柔軟に対応し、新たなビジネスモデルの模索やデジタル化の進展も促した気がします。

先がわからないなかで練習もできない、仕事もできない、外出も制限され、人との接触も激減。
その環境に直面し生きていた僕は自身の健康状態や心身の健康維持も難しく、この先の将来に対して深く考えるようになったんです。

"サッカーだけ考え、サッカーしかしてこなかった自分"

そう考える人、そして今もなお考えてる人は少なくないと思います。
ただです、この期間で僕は

"サッカー選手、寺沢優太"から
"サッカー選手"をとった後の寺沢優太

に何が残るのか?と自問した時に何も残らないと。

日に日に自分時間が増え、自宅でできることを一つ一つクリアしていくなかで食事のコントロールをし始めました。
食材や食生活の見直しが今後の自分を大きく変えてくれることになり、どんな食材にどんな栄養が含まれどんな調理をしたらどう栄養素が分解されるのか。また、どう栄養素が行き渡るのか調べるようになったんです。

【使用する食材】
【摂取した食事】
【PFCバランスの計算】

使用する食材のグラムを測りで計測し、管理栄養士の方に相談しながら日々取り組んでいました。

何気なく口にしていた食材を調べていくうちに食材っていわば
【人間が存在する限り絶対に切り離せないもの】
って思ったんです。

そんな矢先、出会った

沖縄SVとネスレが共同で開始した「沖縄コーヒープロジェクト」


沖縄県では農業就業者の高齢化や後継者不足、耕作放棄地への対応など一次産業における問題が発生していて、今後、沖縄県内の耕作放棄地などを活用し、沖縄を拠点とする国産コーヒー豆の栽培を本格的に開始することで沖縄県の一次産業における問題解決を目指す目的です。

一次産業とは何でしょうか。

第一次産業は、私たちの「食」を支えるだけでなく、森林の保護や木材の提供まで行っている産業のこと。日本では、農作物・畜産物などを作る「農業」、木材を生産する「林業」、海や河川などで魚介類を獲る「漁業」が第一次産業に該当します。

ホームメイト参照

生活に必要不可欠な第一次産業ですが、就業している人の割合が減少傾向にあるのも事実です。

2020年3月
沖縄SV在籍時にコーヒープロジェクトの作業を太陽のもとで汗を流し自ら行うことで成長過程が面白く、知らない発見がたくさんあり楽しくなりました。
それだけではありません。自然との調和や手作業の喜びなどを感じ、コーヒー以外の農作物の育て方、いわゆる一次産業に魅力を感じここからのめり込まれていくわけなんです。


最後に、自粛期間でサッカー選手の活動から離れて生活していましたが思いもよらぬタイミングでサッカー以外の景色を見てこれからの日常に日差しが差していきました。





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