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自分のつかい方note*ものの見方*

・今回のmemo

子どもらは夏休み〜
合間にコツコツと読みました。

著者のオルダス・ハクスリー(1894-1963)は
イギリス人の作家で、人生において、

アレクサンダー・テクニークと
ベイツ・メソッド
(ベイツ博士の考案した視力改善メソッド)
に助けられました。

この本は、ベイツ・メソッドについて書かれたものです。

アレクサンダー・テクニークは
「しないこと」(non-doing)で不必要な緊張をやめていくことを学習していきます。

ベイツ・メソッドは眼の筋肉を
「あれこれ動かす」(doing)ことで、
不必要な緊張をやめていくことを学習します。

そうすると、自然治癒力が高まって
本来の力が発揮されていきます。

方向性はおんなしでもアプローチが大きく
異なりますね!おもしろーい。

わたしは、視力や解剖学といったことには
疎いけれど、人はどのようにして
ものを見ているんだろうといった
「ものの見方」(見るというプロセス)には、とても関心があります。

それに火🔥をつけてくれるような本でした。

もちろん、視力において困っている方の
サポートとなる本と思います。

・感知は知覚と同じではありません。
・眼と神経系が感知し、心が知覚します。
・知覚する能力は、個人の蓄積された経験、
言い換えれば、記憶に関係しています。
・はっきりとした視覚は、正確な感知と
正しい知覚の産物です。
・知覚力の向上は、感知力と、感知と知覚の産物である見る力の向上を伴います。

「ものの見方  」オルダス・ハクスリー著  より引用


オルダス・ハクスリーは作家でもあるので
体感したこと、学習したことを言語化するのにやはり優れているなあ!φ(..)メモメモ

機能不全と緊張が現れやすいのは、意識的な
「私」が、うまくやろうとしすぎたり、間違えることを必要以上に心配して、本能的に獲得した適切な使い方の習慣を妨げる場合です。

どんな心身的能力を構築するときにも、意識的な「私」が、指示(ただし、あまりにも多くの指示ではなく)を与える必要があります。また、適切な機能の習慣の形成を監督する(ただし、大騒ぎせずに、控えめな自己否定的な方法で)必要があります。―中略―

「私」が多ければ多いほど、有機体の正しく正常な機能の「自然」は少なくなります。

「ものの見方」より 抜粋

“ことばの使い方”にハッとさせられました!

意識的な「私」が
本能的に獲得した適切な習慣を妨げる

意識的な「私」って「わたし」のことですよね!?

すでに、無意識を意識化しようとする
「わたし」も意識的な「私」ですね!
(ややこし…^^;)

わたしは刺激に対する「習慣的な反応」など
「習慣」をどこか悪しきもののように捉えていたかもしれません。

「習慣」自体、ワルイものでも何でもない。

意識的な「私」が、本能的に獲得した
「適切な習慣」を妨げていると思うと、
また異なる視点から、みえてきました。

おんなし方向であっても
ことば一つ、別のいい方をすることで、
捉え方や視点が、また新たになることがあります。

意識的な「私」が多ければ多いほど
有機体の「自然」は少なくなります。

…ごもっとも!

意識的な「私」が有機的な「自然」を
妨げてしまうんだよなあ!

有機的な「自然」から
意識的な「私」をどのようにしていくか。

にシフトしていけるように努めていきたい。

アレクサンダー・テクニークは
ベイツ・メソッドとは異なり
言語化しにくいものではあるけれど、

先人の“ことば”を借りながらも
人へ”ことば“でも伝えていきたい。


2023/8/6/mayumi@kyoto
ひつようなひとにもとどきますように  :))










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