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『元 社会的ひきこもり』のヒューマンライブラリー

ヒューマンライブラリーで「生きている本」をやってきました。

いつもながら、ヒューマンライブラリーは楽しい。多様な本の皆さんが集まることで、お互いのマイノリティ性が相対化されて、どんな生きづらさや在り方があってもいいよね、と許容される空間ができて心地いい。そして皆さん、自身の生きづらさや在り方を価値として大切にしているので、優しくポジティブな空気に包まれる。

なにより、読者(参加者)の皆さんも本と触れることで、自身の内なるマイノリティ性を感じて共鳴が生まれることが、ヒューマンライブラリーの魅力だと思います。

以下余談。

僕は『元ニート』という本でした。あの頃、連日のように新宿や秋葉原をさまよい歩いていたので、ニートではあってもひきこもりではないと自称していたのですが、僕は実はひきこもりだったのではないか。

社会から逃げ出して、人に背を向けて生きていました。

物理的なひきこもりではなく、社会的なひきこもり。2002年~2005年くらいは、3カ月で10回くらいしか人と口をきかないこともあった。

先日、ポーランドのジャーナリストの方に孤独について取材を受けて、気づくと自分はひきこもりだったと話していました。何か自身の内で変化があり、ヒューマンライブラリーで促進された気がします。

「何故かつて社会から逃げて人に背を向けていたのに、今は極端なまでに社会と接し、人にまみれて生きているのか?」という質問をいただきました。

答えは簡単で、質問の中に含まれていると思います。

というわけで今後は『元ニート』ではなく『元社会的ひきこもり』とかでやっていこうかな、、とか。

しかしいろいろあったけど、ニートというかひきこもりをやっておいて良かったな、、と改めて思いました。

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