#215 子供との対話 ”自由の相互承認”
さて、今日のテーマは「子供の対話 自由の相互承認」です。
先日、我が子に話した内容をもとに子育てについて考えていきたいと思います。
子供はとても自由な存在だと思います。
好きなことには笑顔で笑い、うまくいかなければ大声で泣く。
僕たち大人にはとても真似できません。
子供と大人のすれ違いがここで生じます。
大人は子供に「言うこと聞きなさい!」
子供は大人に「もっと遊びたい!」
子供と大人の対立構造は家庭の中の永遠のテーマです。
この問題は”自由の相互承認”について子供と話をするとても良い題材だと思っています。
そのことについて書いていきたいと思います。
自己紹介とお知らせ
僕は、某リハビリテーション病院で働く作業療法士兼、中堅管理職です。
対象者の悩みや課題はもちろんですが、スタッフのストレスやチーム運営などについても、中堅管理職として向き合っています。
このアカウントでは以下のことについて、毎日noteを更新しています。
・幸せな生活の考え方
・医療者としての働き方
・他者とのコミュニケーション
・良い人間関係のポイント
・ストレスマネジメント
・作業療法のもろもろ
・日々、感じたこと
これらのことについて、僕なりに解釈して記録として残していきたいと思います。
*質問箱をGoogle formで作りました。仕事や生活などでの悩み(それ以外でも)があれがご記入ください。いただいた質問は、記事にして返信したいと思います。
それでは本題に入っていきましょう。
自由の相互承認
自由の相互承認は、哲学の視点から考える、僕たちの対立を乗り越えるための考え方です。
僕たち人間は自分の主張を通すために、相手の主張を否定し、その結果争いを起こします。
争い合う背景には、「相手の主張を認められない」という相手の自由を否定する背景に加え、「自分の自由を承認してほしい」という、自己主張的な要素もあります。
相手を否定することで自分の自由を認めてほしい。
つまり対立構造とは、「自分の自由を認めてほしい」という欲求から始まるんだと思います。
ただ、これを繰り返していても、対立の連続ですよね。
だからこそ、「自由の相互承認」です。
自分の自由を認めてもらうには、相手の自由を侵害しないことが条件になります。
相手の自由を認めるからこそ自分の自由も認められるわけです。
言ってしまえば当たり前の話。
でも、僕たちは意外と自分の自由を主張しがちです。
特に子供と大人の関係性ではこういったことは日常茶飯事です。
相手が子供であったとしても、その自由は承認されるべきですし、そういう視点に立てば大人が自分の都合を押し付けている可能性も十分に考えられるわけですね。
子供と大人の対立を考える
子供と大人の対立構造の背景には、「お互いの自由を承認できない」ということが少なからず存在すると思います。
特に、子供と大人では成長の過程で得た経験の要素に対して大きく違いがあると思っています。
今の社会は基本的に大人主観で作られたものです。
時間は守りましょう
約束は守りましょう
人を傷つけてはいけません
これらのルールは、道徳的な要素も含めて、大人都合で作られたものであることは間違いないと思います。
それは子供の未来を思うが故であり、社会構造を作る中で多くの失敗や犠牲のもとに成り立っていると思います。
これらのルールが間違っているわけでないんです。
ただ、大人が作り出したルールが果たして「子供達の自由を認めたものになっているか?」ということは疑問に持つことが必要だと思います。
僕たちは自分の視点でしか物事を見ることはできませんし、子供の頃の自分に戻って考えることも基本的には難しいと思います。
だからこそ、必要になってくるのは子供たちとしっかり話し合うことです。
彼らはどんな自由を望んでいて、どのように過ごしたいと思っているのか。
今彼らに伝えていることは、相手の自由を侵害していないか。
そういった視点に立って、彼らと会話することが必要です。
もちろん、一筋縄ではいかないし、大人の発言の力が強く、社会的に見て正しいことも十分理解しています。
ただ、彼ら自身はどう思い、何を考えているかに焦点を当てるからこそ、大人の我々の伝え方に関しても何かしらの変化を与えると思うんです。
彼らの全てを認めろと言っているわけではないです。
お互いに個人個人の人間であって、それは子供も大人同じ。
だからこそ、お互いの自由を承認し合うような関わり、できる範囲でその都度話し合いながら一緒に過ごしていくことが必要なんだとおもます。
そんな偉そうなこと言ってる僕も、子供とは喧嘩したり、お互い主張しあって、全くうまくいってません笑
でも、そうやってお互いの意見を主張できることは認められるべきで、その結果、自分の思う通りいかなくても、彼らと話をすることには大きな意味があると思っています。
これが何につながるかは分かりません。
ただ、大人として、親として、彼らには一人間として向き合いたいと思っています。
今日は少し硬い話になりました(いつもだけど)。
今日は以上になります。
頑張るあなたを応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。
よろしかったら、スキ❤️&フォローをよろしくお願いします。
ではまた。
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