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傷ついた心へ贈る言葉

⁽⁠⁽⁠ଘ⁠(⁠ ⁠ˊ⁠ᵕ⁠ˋ⁠ ⁠)⁠ଓ⁠⁾⁠⁾🌈

私の昔話をひとつ。

私は中学校入学前の春休みに親の転勤を理由に引っ越しをした。
小学六年生のころまで仲の良かった人たちとは違う中学校で新しい生活を送ることになった。
卒業と同時に離れた友だちたち。

「手紙書くね!」
そう言ってくれた人が何人かいた。
すごく嬉しかった。
その反面
その言葉限りになってしまった人も中にはいた。
こちらから出した手紙の返事はその人からは来なかった。
悲しかった。

そんなとき
私は海援隊の『贈る言葉』という歌の歌詞を何度も思い返していた。

信じられぬと嘆くよりも
人を信じて傷つくほうがいい
求めないで優しさなんか
臆病者の言いわけだから

海援隊『贈る言葉』より歌詞引用

新しい土地で友だちができても
3〜4年もすれば私はまたどことも分からぬ土地へと引っ越しをする。
その繰り返し。
だから誰とも心を通わせずに過ごして別れたほうがラクに決まっている。
そのほうが悲しまずに済む。

そんな風にひねくれた考えを持ってしまっていた私を
この歌詞はやさしく正しい方向へと導いてくれた。

人を信じていいんだよ。
臆病者にならないでね。

私はこの歌詞から心を強くする方法をおしえてもらった。

おかげで私はその後も
素敵な友だちに恵まれた学生時代を送ることができた。
深く感謝していた。

そうだ。
私はそうやって自分の心の困難を乗り越えてきたんだ。
思い出したくてもなかなか思い出せなかった
宝もののような考え方を
やっと掴えることができた気がした。

今では精神科に通うことも当たり前になり
自分にできることは前よりも減って
私の心は参ってしまっていた。

でも
そんな自分に
誰よりも私自身がいちばん
悲しく思っていた。

誰かが変わることを待つだけの甘えてばかりの自分では
ただ辛いだけ。
前に進めない。

もっと人を信じてみよう。
臆病者から抜け出してみよう。

そんな明るく力強いメッセージに私は嬉しくなった。
この歌詞へ
今はさらなる感謝を捧げたい。

⁽⁠⁽⁠ଘ⁠(⁠ ⁠ˊ⁠ᵕ⁠ˋ⁠ ⁠)⁠ଓ⁠⁾⁠⁾🌈

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