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生きづらいあなたへ:「今」を生きるために「いいこと」を数えてみませんか?

昔、世界名作劇場というアニメで「愛少女ポリアンナ」というお話がありました。父を亡くした少女が叔母に預けられるのだが、ストーリーの中で鍵となるのが、「よかったさがし」というもの。遠い記憶なので、検索しながら今この記事を書いています。(ストーリーは全然覚えていませんでした。)

さて、この「よかったさがし」ですが、子供の頃から割と心のどこかに置いている考え方で、どうしようもない状況でもとりあえず「よかった」と思えることを数えていました。機能不全家庭に育ったけれど、中年のこの歳まで生き延びたのには、この「よかったさがし」のおかげかもしれません。

ただ、当時の「よかった」レベルは相当低くて、「保健室の外から聞こえるみんなの声を心地よく聞きながら寝れる」とか、「新緑がきれい」とか。(保健室で寝ていたのは、家で夜にあまり寝られなかったことが主な原因。暗いところで寝るのは今も怖いです。)ただ、そういう、ちょっといいことを数えると、なんだか今日という1日が、そんなに悪くない気がしてくるのです。

この考え方は、今でも落ち込んだなと思うときには活用しています。

「出来なかったこと」や、失敗して自責の念が頭を満たしてしまうとき、人と比べて自分がとるに足らないものに感じてしまうとき、思いつく限りの良かったこと・自分のいいところ・出来たことを、どんな小さなことでもいいので書き出してみてください。

どんな些細なことでもいいんです。なんでもいいんです。
出来たこと、良かったこと。
出来なかったことは、反省して次はやらないようにしようと整理することも大事です。ですが、そればかりに囚われてしまうと、どんどん苦しくなるばかり。

外に出た
自炊した
お風呂入った
自分を労るためにお花を買った
自分を労るためにお茶をゆっくり淹れた
試しに買ってみたテイクアウトがおいしかった
髪型が決まった
メイクが上手く出来た
洗濯した
note書いた
仕事のメールにすぐに対応した・・・

生きるのがしんどい時って、家から出るのも、お風呂に入るのも全てが億劫で、なんのために生きているのかわからなくなることもあります。
自分のいいところを、自分が認めてあげることも大事なこと。
ここまでの道のりで自分が出来たことを数えてみると、そんなに悪い人生じゃないかもしれないと、1mmくらいは思える・・・かもしれない。
それに、今日一つ出来たということは、明日はもう少しできるかもしれない。
少しずつ、未来を良くしていくために。未来は変えられる。その力を、私たちは持っているはずなのです。

自分のいいところも、認めてあげませんか?
今まで生きてきただけでも、十分にえらいし、頑張ってる。
まずはそこだけでも、えらい。と考えることにしませんか?

今日もよく生きました。
明日は明日の自分に任せて、今日の自分を労る時間をどうか大事にしてください。



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